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2020年7月

2020年7月28日 (火)

チーちゃん、おかえり!!

廣田農園の看板鳥、セキセイインコのチーちゃん。

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昨日、不注意により家から外に出て行ってしまいました。

そして、本日、無事に連れて帰ることができました。happy02

(軽トラの助手席にいるトカちゃん(左)、チーちゃん(右))

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まずは、みなさまの温かいコメント、捜索記事のシェア、捜索活動、

それから、チーちゃんが帰ってくることを願ってくださって

心から感謝しております。shine

探し疲れて、この広い十勝の自然の中で、

見つけられるのだろうか、と、

途方にくれてしまいそうになりましたが、

みなさまの気持ちを追い風に、

気を持ち直して、捜索活動を続けられました。rock

とても励みになりました。shine

大変、お騒がせしてしまい、申し訳ありません。bearing

鳥さんと暮らさせてもらっている人間として

このようなことが再び起きないように最善の策を施していきます。thunder

何があったのか、、

昨日の朝、放鳥しているときに夫が勝手口から外に出る。

そのとき、2羽が一緒に後をついて行ってしまう。

夫、「わあ!!」と驚きつつ、あわてて手で中に戻そうとする。dash

トカちゃんはUターンして室内に戻るも、チーちゃんは外に飛び出す。shock

チーちゃん、鳴きながら上空を飛び、

自宅から150メートルくらいの複合施設「みのりーむ」駐車場付近へ。

複合施設内のアイス屋さん屋根にいるところへ、

ユミ、一公、ホップくん、トカちゃんでかけつける。dash

ユミの呼びかけ、トカちゃんの呼び鳴きに返事をするチーちゃん。chick

一度、ユミの肩にやってきて粟穂をひとかじりするが、、

物音に驚いて、再び付近の電線の上に行ってしまう。shock

時々飛んでは、少しづつ位置を変え、駐車場付近の電線から応答の繰り返し。

ひんやりと寒い風が吹く日で、

チーちゃんも、トカちゃんも寒さで弱らないか、とても気になる。

今、仕事をしている場合ではない。

本日は臨時休業だ。

人とインコ、インコとインコ、互いに呼び合う。

これが6時間程続く。

肌寒い気温だったのに、慌てて飛び出し、超薄着だったユミ。bearing

髪もボサボサ、運転用の眼鏡にゆるいペラペラのワンピースにゆるいニット、

そこに車内にあった農作業用花柄シャカシャカズボンにサンダル。

インコを入れたケージを持ちながら、

上を見上げて「チーちゃん、チーちゃん!」と叫ぶ、かなり怪しい人物だ。gawk

そして、その恰好は、かなり寒かった。

トイレに行きたい&寒い。。。

チーちゃんの監視を一時、夫に託し、一時、トイレ&着替えに自宅へ戻る。house

数分後、戻ると途方にくれた様子の夫。coldsweats02

まさか、、、と思ったが、やはり、

見失ったらしい。sweat01

どの方向に向かったかも、見ていなかったのでわからないらしい。。。wobbly

この広い十勝で方向がわからない。。

すっかり疲れたのか、遠いのか、呼べども、返事はない。。

どうするーーー。。。。

はてしない大空と広い大地の、その中で、途方にくれました。

そうだ。eye

電線を移動していたので、車をゆっくり走らせながら付近の電線をチェック。

いない。。weep

日が暮れるまで電線チェック。

夜になり、捜索打ち切り。moon3

気力、体力を充電し、朝からの捜索に切り替え。

なんで逃がしてんだよ。。。

なんで見逃してんだよ。。。と、

ついつい、誰かを攻めたくなる気持ちが

ふつふつと湧き上がってきそうになるが、

それではモチベーションが互いに下がるばかりだし、

自分にも過失はあるし、うまくいかないときだってあるのが人間だ。

うっかりしてしまうのは、お互い様なのだ。

今は、上手く力を合わせて、互いに最大の能力を発揮するべきときなのだ。flair

人のことをどうこう言う前にできることに全力。paper

とにかく家に連れ戻して安全を確保したいのだ。

夜、ネットで「逃げたインコの探し方」を検索。

(こちら↓がとても参考になりました。書いてくれた方、ありがとうございます。)

https://www.mimba.jp/point-to-find-the-parakeet-that-escaped/

他にもいろいろなサイトで調べてみると

迷いインコの圧倒的多数はセキセイインコらしい。sweat01

(第二位はオカメインコらしい。)

戻ってくる確率は50パーセントくらいらしい。

自力で自宅に帰ってくるセキセイインコはあまりいないらしい。

→待っていないで連れ帰りにいかねばならない!!angry

仲間の声がキーになるらしい。

そして、、飛ぶために体を軽くする必要のあるインコは小食で

ちょこちょこ食べないといけないらしく、、、

インコは24時間の絶食でかなり危険な状態になるらしい!!crying

(なんとしても明日の午前中には捕獲しなければ!)

そして、昨日のチーちゃんの行動を分析すると、、、

・一回の飛行距離は100メートルくらい。

・疲れてきている。

・トカちゃんの声に高確率で応答する。

・高いところが安心らしい。

・恐怖と疲れからか、一か所に数時間いるようだ。

チーちゃんは半径一キロ圏内にいるだろう。

声を頼りに探すしかない!

朝になり、呼びかけながら歩いて捜索。eye

持ち物は、

粟穂、インコ用のえさ、虫取り網、移動用ミニゲージ、双眼鏡、スマホ。

ちょっとした探検隊のような恰好で、昨日よりは怪しくない(はずだ)。

「チーちゃん!」と呼びかけながら早朝の住宅街を歩くのは気が引けるが

チーちゃんの命がかかっている緊急事態だ。

やや小声ながら微妙にオッケー?!な範囲で呼び歩く。

ふと、人の声より、トカちゃんのインコの声の方が

近所迷惑にならないし、自然だし、チーちゃんの反応も良かった!と気づき(遅っ!!)

スマホでトカちゃんの声入り動画を繰り返し再生。

そのとき、チーちゃんの応答が聞こえる。chick

しかしながら、もう、どんな鳥の声にも敏感に反応するようになってきてしまっているので

まさか、、と思いつつ、名前を呼ぶと応答が。

間違いない。。。

高い木の上にいるらしいが、姿は見えない。

首が痛い。。。

そこで、夫とトカちゃんを呼び出す。

確かに応答があり、1時間以上は繰り返すも姿は見えず。

木の葉の中の黄色は、保護色でした。。。

(最初にいた木。この木のどこかにいるはずなのに、、)

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もうすぐ、来るかな?!と思ったら、

なぜか、またあらぬ方向へ飛んで行ってしまう。

もしかして、、帰りたくないんじゃない??、、、

そんな思いが頭をもたげつつ、

引き続き捜索。

今度は比較的低めの木にいるところを目視で確認!!

トカちゃんの呼び鳴きに合わせて、

インコのエサ(雑穀のつぶつぶ)を軽トラのシートの上に

これ見よがしに上からふんだんにパラパラと降り注ぐパフォーマンスをお見せする。

これを見てチーちゃんの表情が「おお!!」というように変化を確認。

効いてる!

そこでさらに、たくさんの粟穂をお見せする。どうですか!

チーちゃん、さらに「おお!!」となり、ユミの肩にやってくる!

ところが!!

霧雨からのスタートだったため、ユミがツルツル素材のウィンドブレーカーを着ており、

肩にとまろうとするも、滑り、慌てたチーちゃんは、また木に戻ってしまう。

しかし、ここで止まった先が低めの木。

ユミの頭よりも少し上くらいの高さだ。

ウィンドブレーカーを脱いで、粟穂フリフリパフォーマンスをしながら、

声をかけつつ、にじりよると、

ついに、、肩にやってきた!!

最悪、捕獲できなかったとしても、命だけは!空腹だけは解消してくれい!!

という気持ちで粟穂を食すチーちゃんを見守りつつ、

捕獲へ向けて、そろそろと、一歩一歩前進。

助手席のケージ内にトカちゃんがいる軽トラへと前進。

粟穂をついばむチーちゃんを肩に乗せたまま運転席に乗り込めたところで

夫が運転席のドアを閉め、車内に捕獲成功!!となったのでした。

(↓ユミのくたびれ具合がひどいので修正済み)

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嬉しすぎました。

帰ってくるまで、仕事なんか手につかないよ、、

直売所に来てくれたお客様とも笑顔でお話できないよ、、

どうしよう、、、と思っておりましたが、

チーちゃんが帰ってきてくれて、再び笑顔に戻れました。

チーちゃん、ありがとう。

おつかれさまでした。ゆっくり休んでね。

トカちゃん、一緒に探してくれてありがとう。

そして、応援してくれた皆様、帰宅を願ってくださった皆様、探してくださった皆様、

あきらめかけそうになった心にエネルギーをチャージしていただきました。

本当にありがとうございますーーー!!

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こんなに膨らんでいるチーちゃんを初めて見ました。

よっぽど冷えちゃったんだと思います。

暖かくして、そっと見守って養生したいと思います。

ありがとうございました!

2020年7月23日 (木)

夏盛り!生長盛り!虫盛り!(虫の写真あり)

暦の上では7月22日が大暑、夏の盛りですが、みなさんいかがお過ごしですか。

7月に入ってから、作物の生長が勢いづいてきたな、とうすうす感じてはいましたが、

いよいよ、これまでにためていたエネルギーを

夏の暑さという追い風を受けて、一気に生長に向けて爆発させてきたのをひしひしと感じています。

苗も、ドドーンとビッグサイズのポットに鉢上げしたから、

しばらく、いけるだろう、という甘い考えはアッサリと打ち破られ、

またもや、あの子も、この子も、広い土に植えてくれーー!!という大合唱が聞こえてくるようです。。。sweat01

苗たちからのプレッシャーを感じる今日この頃。

畑の作物も、お日様を受けて気持ち良さそうですが、、

それ以上に絶好調でギャンギャン伸び盛りなのが、いわゆる雑草さんたち。

作物たちの「う、うもれるーー。かないませんよー。sweat02」という声が聞こえてきて、

さらには「もう、参りましたー。」という声まで聞こえてきそうな勢い。。。sweat01

ま、まずい。。

速やかに除草に取り組まなくてはならない。。。と

こちらからもプレッシャーを感じております。coldsweats01

さて、植物がモリモリ生長してきたということは、

全ての命がにぎわってきているということ。

じわじわと虫さんたちの盛りがやってきました。

まずは虫の生態系の底あたりのアブラムシさんですね。

(写真:黒っぽい点々がアブラムシさん)

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直売ハウスにも、いらっしゃいました。

というのも、完全に油断していたのです。

ハウスの中にお花の苗を設置していたのに、苗置き場が手狭になってきたので、みんな外に設置してしまったのでした。

ハウスの中で苗のお花が咲き誇っていたころは、アブラムシを捕食する益虫のヒラタアブさんなどがあちらにも、こちらにもいてくれていたのですが、

気づけばヒラタアブさんのお姿は外にいってしまい、ハウスの中ではアブラムシさんが快適そうに暮らすように。

ヒラタアブさんは大人になると花の蜜を主食とし、幼少期(幼虫)にはアブラムシを主食とします。

花がなければ、あるところへと移動してしまうのでしたdash

気づいた時が変える時ー!smile

すぐさま益虫に大人気のお花たちである、ホーリーバジルさん、アリッサムさん、カモミールさん、マリーゴールドさんの苗をハウス内に戻しました。

すると、、、

またまた、あれよあれよという間に、ヒラタアブさんだの、寄生バチさんだのという益虫のみなさまが舞い戻られました。shinelovely

(写真:葉の上で休憩するヒラタアブさん)

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そして、クモさんもやってきて、ホッと一安心。happy01

(写真:ピンぼけですが中央右寄りにクモさん)

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キュウリの収穫をしていると腕にヒラタアブの幼虫がくっついてきて、

住み着いてくれてありがとうーーー!!upnote

そして、そっと元のきゅうりにお戻りいただいて、

良かったーーー!!と胸をなでおろしました。

(写真:葉っぱの上のヒラタアブの幼虫さん←この子がアブラムシさんを捕食します。)


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花を見て、人の心が和む、癒されるという心理の根底には、

無意識に益虫がいる!というメッセージをキャッチしているからでは、、

なんて思ってしまいました。

さて、昨年12月の講演会のタイトルは「虫さんと一緒に野菜育て」でした。

益虫さんが暮らす環境を畑に!というお話です。

今年は昨年よりも意図的に畑に花を咲かせているのですが、

これからも花を咲かせ続ける、花咲かじいさん、ならぬ、

花咲かおばさん、そして、花咲かばあさんを目指したいと思っています。

さあ、みなさん、ご一緒に畑に花を咲かせましょ--happy01note

そいういうわけで、明日は定休日で祝日ですが、

営業はせずに、草をとったり、花を植えたり、なんやかんやと畑のお世話に勤しみたいと思います。

2020年7月 7日 (火)

苗とコミュニケーション

苗のお世話とお店番の日々。

幸せ感じながらやってます。

まず、廣田農園のお客様との苗コミュニケーションが楽しいのです。

「あの苗が元気に育ってます!!」とか、「もう収穫して美味しく食べてますよ!」とかlovely

「こんな風にして食べたら、すごくおいしかったよ!」と、調理方法を教えていただけることもhappy01

喜びを共有させていただけて、とても幸せを感じるのでした。

それから、、、

私と苗の対話。

私「あれ?苗ちゃん、調子がよくなさそうだね。」

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苗「うん。もう、このポットが窮屈になってきたんだよ。」

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私「ありゃ、本当だね! 鉢上げするね!」

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苗「まってたよー!! ああ、きつかった。」

私「おお、こんなに。お待たせしてごめんね。」

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私「ではでは、4号(12センチ)ポットを卒業して、5号(15センチ)ポットに進級ですよ。」

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私「はい、できた!(デカッ!!)」


苗「あー、広くなって良かったー!やる気でたー!これからも大きくなるぞー!!」

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私「いい顔してるね!幸せそうで、わたしも幸せーheart

めでたし。

ちゃんちゃん。

こうして、廣田農園の苗は成長し続けるのでした。。coldsweats01

でも、発芽して間もない可愛らしいチビッコ苗もいまーすbud

2020年7月 3日 (金)

ラジオを卒業して本業に集中

またまた、だいぶ時が経っていますが、

3月いっぱいでラジオ番組を終了してました。

マスメディアでは、一方的に受信してばかりになりがちだけれども、だからこそ、主体的に発信する個人が大事なんじゃないかな、

コミュニティラジオって、大事!と思って始めたラジオ活動。

楽しく番組を持たせていただいて、かれこれ、5年間。

毎回、何日も前から、どんな回にしようかな~、と頭がいっぱいでした。

なんとか無事に放送を終了した後の、やりきった感。

ゲストさんと一緒にラジオ作りの時間を過ごさせていただける幸せ。

使うエネルギーはいっぱいだけれども、満足感もいっぱい。

そんなラジオを卒業したのは、5年もやると、ラジオに関心が増してきて、いろいろ知るうちに、自分のできていなさが気になってきて、やるなら、もっとちゃんとしたいな~、となってきました。

お世話になっているプロデューサーから「ボランタリーなんだし、本業もあるんだから、ながらで続けたらいいんだよ~。」と言っていただいて、ありがたいな~と思いつつ、

本業もちょうど5年目で、できていなさが気になってきて、もっとちゃんとしたいな~となってきて、

どっちも集中したいけど、まずは本業!とラジオを卒業しました。

で、今。

ひたすら作物達と向き合って、集中してまーす。

集中するって、楽しい!

今年は苗の販売も本格化させたので、ひたすら苗の「鉢あげ」をしています。

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マシーンのようになっているようでいて、苗、一つ一つ、当たり前だけれど、違うので、

一つ一つの苗と心の中で対話しながらお世話してます。

そのせいか、なんだか植物っぽくなってきて、文字を使ってのコミュニケーションが、難しく感じるようになってきました。

苗はお世話をすると、とてもわかりやすく反応してくれるので可愛いくってしかたがないし、楽しくってしかたがないです。

日々、立派に、輝きをます苗ちゃん達。

まだまだ、たくさん販売中で~す。

ご来店いただいたお客様からは

「こんなにハーブ苗があるの、初めて見ました!!」

「たくさんハーブ苗があって感激!!」

と言っていただいて、嬉しいのでした。

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と、今気づいたのですが、集中しまくった結果が出ていたってことなんですね。

6月でやめるのが一般的みたいですが、廣田農園は7月に入っても、まだまだ販売しまーす。

「枯れちゃってスペースが空いちゃった!」なんてときにも、元気に育っている苗があるので、ぜひ、お迎えくださいね!

ただいま販売中

<苗>

<ハーブ>

ナスタチウム・ボリジ・ホーリーバジル・タイバジル・スイートバジル・ダークオパールバジル・タイム・セージ・レモンバーム・カモミール・フェンネル・デイル・コリアンダー・ペパーミント・サラダバーネット・パセリ・イタリアンパセリ

<野菜>

おかのり・ストリードーロ・空心菜・モロヘイヤ・小玉スイカ・メロン・ズッキーニ・なす・ピーマン・フルーツほおずき(大粒、小粒)・トマト(大玉、ミニトマト、イエローミニ、鉢植えミニトマト(2種))・ケール6種(ポルトガル、ベネシティズ、レッドロシアン、レッドカーリー、ハルブホーヘル、青汁用)

<花>

貝細工・千日紅・マリーゴールド・メランポディウム・ひまわり・ミニひまわり・カーネーション・デージー・アリッサム

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