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2023年2月23日 (木)

寝たきり生活のるうびいちゃん

無限の体力とアスリートのような身体能力、

元気いっぱい、るうびいちゃん!dog

さすがビーグル!shineと思っていたら、、、

sweat02sweat01

るうびいちゃんは一日一回の排泄以外、ほぼ寝たきり状態になってしまいました。sweat02

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あんなに元気だったのに、まさか、しかも一気にこんな状態に。。。down

想像もしていませんでした。shock

typhoon

1月の半ば、ソファから降りたとき、

向いにあったオットマンに頭をぶつけてしまったのが発症きっかけと思われます。

キャン!!と悲鳴をあげ、うずくまってしまいました。sweat02

それから、お世話になっている動物病院さんへ。dash

首のヘルニアの疑いということで、

消炎剤のお注射を打ってもらって、翌日からステロイド系の飲み薬をいただきました。

効果抜群。

すぐに痛みもひいたようで、一週間くらいで元のように元気になりました。up

良かった良かったと一安心。happy01

すっかり調子も戻った様子。flair

玄関の前で「お散歩に行きたい!!note」と

キラキラした瞳shineでアピールしてきたので、

もう大丈夫だろうか、ほんのり気になりながらも、

ちょっとだけ、気分転換に行ってみるかい?と出かけました。sun

もとより引き癖の強いるうびいちゃん。dash

喜び勇んでグイグイ全力で進みます。dash

首への負担が心配で、リードにテンションがかからないように

るうちゃんの速さに合わせて私も並走しました。rundash

そうして、5メートルくらい進んだら、気になる臭いがあったのか、るうちゃん、急停止。eye

一方、急には止まれない二足歩行の人間、私。sweat01

なんとか止まろうとするも、るうちゃんの横を惰性でドタドタしてしまいました。foot

とにかく怖がりな、るうちゃん。

私のドタドタした足音におびえ、まったく触れていないにも関わらず、

またしても、丸まってキャン!!と鳴いてしまいました。coldsweats02

元気なく、気持ちも下がった状態でスタコラと家へ戻りました。weep

家についてからは寝たきり生活。shock

これまでもドッグランやお散歩の途中で出会ったワンちゃんや人の

背後から迫る足音や気配で怖くなって、キャン!!と叫ぶことは以前からありました。

もともとナイーブというか、繊細さんというか、人並み以上に怖がりなので、despair

ちょっと大げさに表現することで、相手に自分が怖いと思っていることを伝えているのかなsign02と思っていました。

でも、恐怖でビクッと身がすくむと、痛みが出ていたのかもしれないな、

その痛みで叫んでいたのかな、と今では思うようになりました。weep

せっかく快方にむかっていたのに、このときのキャン!!をきっかけに、

再び、動けなくなってしまったのでした。crying

むしろ悪化してしまったようでした。shock

ここから、るうちゃんの寝たきり生活が始まってしまいました。sweat02

それからは、むせてしまったり、小さなくしゃみが出てしまっても

激痛が走るようになったらしく、ちょっとの刺激で絶叫するようになりました。wobbly

痛みが怖くて、少しも動けない様子。

もちろん寝返りも、首を動かすこともできません。crying

ビーグル犬といえば、狩猟犬。dog

小柄な体のわりに活発で獲物を見つけた時には

大きな声を出して人にお知らせできるのがの特徴の犬です。

なので、るうちゃんの絶叫は爆音。impact

痛みが走ると、唐突にとてつもなく大きな叫び声をあげ、

のたうち回り、、痛みをこらえるために、手近にあるものをカミカミかじりました。

(たまたま近くにあるのが私の親指しかなく、カミカミされましたがソフトなカミカミでした。)

動くと痛みが走るのに、痛すぎて飛び上がってしまう。

その動きがまた痛みを起こすという恐怖のループ状態。。。crying

悲鳴のたびに、るうちゃんも、そして、

そばで見守るこちらの心臓も飛び出しそうになり、

みんなで悲壮感に包まれました。shock

夜中も悲鳴で飛び起きる日々。

介護生活の大変さを知りました。

でも、一番大変なのはるうびいちゃん。weep

そんな悲惨な様子の修羅場化した廣田家でしたが、

いつもと変わらぬ優しい声でゴニョゴニョおしゃべりするチーちゃんchick

気持ち良さそうに粟穂の食べ殻に頭をこすりつけて歓喜の声をあげるトカちゃんchick

インコのふたりに心癒され、大変救われました。chickchick

さて、

実はホップ君をお迎えするまで、犬に恐怖心があった夫。coldsweats01

犬飼いになってから、そんなことを本人もすっかり忘れるほど、

克服したと思っていたようですが。。。

るうちゃんが絶叫するたびに、「うわあぁ!!」と、飛び上がって驚くのでした。

私は飛び上がる夫にビックリ。

みんなしてビックリです。wobbly

るうちゃんが絶叫するその様子は、夫曰く、バイオハザードの犬みたい、なのだとか。sign04

ゲームをしたことがない私ですが、

ネット検索して出てきた画像をいくつか見る限りでは

確かにちょっと似てるかも。。と思いました。。eye

(るうちゃん、ごめん。。coldsweats01

とはいえ、「いきなり豹変すると怖いからね、やめてね。。」と言いながら、

甲斐甲斐しくお世話をする元犬恐怖症の夫でした。catface

さて、

再び、通院し、今回も内服薬で良くなることを期待して安静にしていたのですが、

一向に良くなる気配がありません。

前回のようなミラクル回復劇はおきないのでした。weep

でもお薬が効いているためか、基本寝たきりなのに、

突然、無理やりソファに上がろうと跳躍することもありました。

そして、、お薬が合わなくなってしまったのか、

大量に下血をし始めて、これ以上ひどくなると出血多量で危険になるかも、、という事態に。shock

これまで使っていたステロイド系の消炎剤が使用できなくなりました。

もはや、大学病院にて、精密検査(MRI)を受けるしかない、という状況。

それもできるだけ早めに、ということで、ご紹介いただきました。

脱水が心配で水をのませるも、いつ激しい痛みと絶叫がおきるかわからない。

なにがどうなっているのかわからない。。命は大丈夫なのだろうか。。

緊張の一日、一時間の長さ。。。

「病院に到着してお医者さんの顔を見たら俺、安堵で泣き崩れるんじゃないか、、。」

というギリギリメンタルの夫の運転で

とにかく、最短で診ていただけた北大動物病院へと早朝から車を走らせましたrvcardash

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検査の結果、診断していただいた病名が「水和髄核逸脱症」。

ヘルニアの中でも水っぽい髄核が逸脱して神経を圧迫して痛みが出ているとのことです。

若々しいと思っていても、次の6月で12歳になる、るうびいちゃん。

MRIの画像では若い子の骨は白っぽく映るらしいのですが、

るうちゃんの画像は白っぽさは若干あるももの、全体に灰色、

ところどころ黒っぽくなっていました。sign04

ああ、シニア犬なんだなぁと改めて感じました。think

骨がもろくなってしまって、中の髄液がもれてしまうというのも頷けました。

それから、疾患部分が顔に近ければ近い程、痛みが強いのだそうです。

首だから絶叫するくらい痛いのだということも納得しました。

吸収されるのを待つしかないということも納得しました。

どうしよう、どうしたらいい、と不安で居ても立っても居られない心境でしたが、

もう、待つしかないと言ってもらって、不思議と気持ちは落ち着きました。confident

12歳といえば、

先代犬のシニアトイプードル、ホップ君もシニア、12歳でお迎えしました。dog

その時には、ボロボロ、全身毛玉で歩くこともままならない状態で

毛玉をカットしてからも歩行に不自由さが残っていてヨチヨチ歩きの正に老犬。

あまり歩くことができず、もちろん、飛んだり跳ねたりもできないし、

完全に足があがらなくなってしまっていて、前足を引きずって歩くために、

アスファルトの上を散歩すると、すぐに爪が削れて出血。

足と爪を守るために、道路を歩くときは靴下をはかせました。

それもすぐに穴が開くので

最後までアスファルトはあまり歩けずに、

畑など、草や土のあるところを歩くようにしていました。

(町では芝の上での犬の散歩禁止の公園がほとんどなので

そこは困りましたが、農家なので畑で柔らかい土の上を歩かせられたのが幸いでした。smile

どうしても、あからさまにシニアのホップ君と比べてしまっていたようで、

るうびいちゃんは元気の塊!という見方になってしまっていました。

活発さと体力、運動神経はすごい!!

アスファルトも歩けるしすごい!!と感心してばかりで、

今思えば、いくつかあった小さな老化の兆しを見逃してしまっていたように思います。

そういえば、

勝手口の階段を上る時、後ろ脚を軽くひっかけることがあったな、とか

振り向きざま、キッチンカウンターの角に頭をぶつけていたな、とか

ソファに上る時、ちょっと重たくなってきたなとか。。。

サインはあったのだと気づきました。

もしかしたら、ホップ君よりも大型なので

老化のスピードが早いくらいなのかもという気がしてきました。

とにかく、

こんな状態になってしまって飼い主として反省反省です。

反省していても改善しなければ意味がないので考えました。

今回、はっきり自覚したポイントとしては4つ。

1.太らせてしまった

もともと9キロだったのに11.5キロになっていました。

もともとあばら骨が気になるくらいのガリガリさんだったので、

11.5キロでも肥満ではなかったのですが、、

10年間もほっそり体形で生きてきたことを考えると、、

負担がかかったのだろうと思いました。

2.運動不足

それまでは一日に6回は散歩をしていたのに、

冬になってお散歩の回数を一日1回にしてしまっていました。

マイナス20度以下の気温の中、散歩に出かけるのが億劫になっていたのでした。

家を出ると、キンキンに冷えていても気持ちがいいのですが、

出かけるまで、腰が重くなってしまっていました。

ぽっちゃり体系を支える筋力が衰えて関節に負担がかかったのだろうと思います。

3.段差

るうちゃんはソファが大好きで、ほぼ、一日中、そこで過ごしていたので

るうちゃんのソファでいいや、と思っていました。

ひょいと軽々上っていたのに、そういえば、

最近はよっこらしょ、という感じだったり、

飛び乗るまえに、せーのっ!と弾みをつけて上っていたなぁと思いました。

この段差の乗り降りも関節に負担をかけていたのだろうと思います。

4.お薬の魔法を過信

ステロイド系のお薬で一回目の発症後、劇的に回復しましたが、

その後、すぐに再発。二回目からは効かなくなってしまいました。

むしろ副作用としての下血のほうが強くでてしまいました。

ステロイド系のお薬で炎症を鎮めてくれたけれど、お薬の魔法だったのだなと思いました。

炎症を薬で鎮めたから痛みもなく、動けてしまう。

元気になったと思ってしまって動いてしまって再発。

むしろ重症化する。

一度きりの魔法。2回目からは自力で治す。

いつまでも痛い、痛いから動かない。

動かないから安静にできる、ゆっくりと着実に治る。

生きものの自己修復力、それはとてもゆっくりで待たなければならないけれど

自分の力で自分のペースで回復していくことができるのだろうと思いました。

魔法を使ったときには、魔法の効果を意識して、

使わなかったとしたらどのように過ごしていただろうか、と考えて

良くなったとしても、大事をとることが必要なのだろうと思いました。

それから、大学病院でいただいたリリカという痛み止めのお薬

これは「抑うつの症状が強くでたら、いつでも中止して大丈夫です。」と教えていただたので

様子を見ると、明らかに鬱っぽい状態になっていることに気づきました。

とんでもなく悲し気でふさいでいて、目には涙が浮かんでいました。

犬も涙を流して悲しむというけれど、初めて見ました。

検索してみると人ですがリリカの鬱や離脱症状がきつかったという

経験談のブログなどがいくつかあり、とても参考になりました。

それで、すぐに中止しました。

お薬には作用と副作用があるものだと改めて感じました。

使い方なのかもしれませんが、改めてとても難しいと感じました。

これらの反省を踏まえ、今後は

1.おやつ、トッピングを最小限にする。

2.冬場も2回は散歩に行って筋力維持。

3.ソファ、段差のあるところは立ち入り禁止。

4.薬を過信しない。あくまで補助的なもので、本質的に大切なのは自己治癒力。

  作用、副作用、使用した後の状態に注意する。

この4つを肝に銘じ、るうびいちゃんが元気でハッピーなシニアライフを送ることができるようにともに暮らしていきたいと思っています。

とはいえ、4月8日までは安静ライフなので、

まずは逸脱した髄液が自然に吸収されるようになることが第一ですが。

まだまだ先行きは不透明で不安もありますが完治できると期待しています。

というのも、身近に水和髄核逸脱症の経験者がいたのでした。

母です。

るうちゃんの診断を告げると、

「あ、それ私も腰でなったけど、治ったから大丈夫だよ!」と。

「年をとると枯れてくるから大丈夫ってお医者さんに言われて

そのままにしていたら、本当に治ったよ!

若い人がなると結構、大変なんだって。」

とのことでした。

ポイントはみずみずしさ、でしょうか。

確かに、母は、現在、全く問題なく元気にしています。

大学病院受診から2週間は最低ゲージ内で安静と言われて、今日で2週間が過ぎました。

昨日からゲージから出てお部屋でフリー生活始めました。

今では絶叫することもなく過ごせるようになりました。happy01

寝床の上ではありますが、立ち上がっては寝なおす頻度が増えました。shine

shine

表情もイキイキしてきましたshine

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一歩一歩、春がやってくるように、ゆっくりではありますが

着々と回復してきているように感じます。happy01

るうちゃんの命の力、すごいです。shine

一番つらかったときは過ぎたような気がしています。shine

春、雪解けとともに土のにおいを楽しむるうちゃんと共に歩けることを夢見ています。

きっと大丈夫、そんな気がしています。shine

ご心配おかけしました。

動物病院関係者の皆様にも大変お世話になりました。

フォローしていただいている皆様にも応援していただきました。

本当にありがとうございますshine

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