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hirotanoen

農薬や化学肥料を使わない(Bio )、 自然共生型農業を営んでいます。 震災を機に農業を志し、 2016年から夫婦二人で営農を開始。 看板犬のホップくん(ダップー)、 ゆるキャラのぴよ太くん(すずめ)もいます。 ケール、空芯菜、トマト、スイカ、いちご、にんじん、にんにく、大根、じゃがいも、とうもろこし、粟穂など。 小さな畑で人や小動物向けに少しずつ、たくさんの種類を栽培しています。 春から秋は畑の直売所「畑の駅」も営業しています。

講演会 Feed

2019年12月23日 (月)

講演会「畑の虫さんと一緒に野菜育て」のこと

2019年12月1日、

帯広の森はぐくーむにて「畑の虫さんと一緒に野菜育て」というタイトルで講演させていただきました。

主催は日本野鳥の会 十勝支部さん。

廣田農園のゆるキャラがすずめのぴよ太くんなのですが、すずめは野鳥なんですよね!

野鳥を全面に押し出して、野鳥にも安心な環境づくり、自然共生型農業をしている廣田農園。

そんなご縁から野鳥の会十勝支部の尾崎さんにお声をかけていただきました。

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無農薬でどうやって虫とかかわって野菜を育ててきたのか、というところをメインにお伝えしました。

簡単にいうと、虫の多様性を維持するような環境をつくるということです。

アブラムシやヨトウムシといった、野菜が大好物で生命力、繁殖力の強い虫さんばかりにかたよった畑だと、厳しいので、、

そのアブラムシさんやヨトウムシさんが大好物!な虫さんが定住してくれる環境をつくるということです。

そういった肉食系の虫さんは一生涯、アブラムシやイモムシだけを食べ続けるのではなく、

大人になったら花の蜜も必要としたり、主食とする虫もいるのでした。

そこで、成虫になってからの食事に困らないように虫さん好みの小さなお花を咲かせ続ける。

具体的には、畑の中に耕さないゾーン、草むらをつくり、住み着いてもらう。

あと、お水を飲める場所をつくる(←これはこれから)。

安心して暮らせたり、越冬したりできる隠れ家、住みかとなる耕さない草むらを畑につくること。

この虫の力を生かすという方法は、2016年に北農研の池田先生が主催されたシンポジウムにて、聞いた宮崎大学の大野先生のお話から実践してみたものです。

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そして、講演会ではゲストとして豪華なお二人も講演してくださいました。

元帯広畜産大学教授の紺野泰夫さん。

植物の研究をされていて、十勝植物の会でも活動をされています。

環境保護政策の進んでいる欧州の制度についての翻訳もされていて、大変お詳しい方です。

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海外での農業における自然保護政策についてお話いただきました。

自然を保護型の農家に対して政府から直接的な補助がでるのだそうです。

それから、もう一人のゲストが

帯広百年記念館の学芸員の伊藤彩子さん。

実は私、就農する前から虫の大切さを伝えたい!!と思ってました。

人から忌避されがちな虫。

映画や漫画などの恐怖シーン等で使われがちな虫。

知らず知らずに人間へのネガティブなイメージを人間によってされてきたように感じてきたからです。

虫は人間の言葉を話さないので、人間へのフォローは人間の誰かがしないと!と思っていました。

そんなときに、伊藤さんの虫のお話を聞く機会があり、激しく共感して、いつかご一緒したいな、と思っていたのでした。

快くお引き受けいただき、畑にも来てくださいました。

講演会では、そのときの感想と、生物多様性によってバランスを保たれているアフリカのジャングルとの共通点、アブラムシの生態などのお話をしていただきました。

最後に、紺野さん、伊藤さん、尾崎さんと私でトークセッション。

その中で、会場にお越しいただいていた北農研の池田さんからも有機農業について、コメントをいただきました。

会場のお客さまからもご質問いただき、私にとっても、学ぶところがたくさんある、楽しい時間でした。

ご協力いただいた皆様、ご来場いただいた皆様、

本当にありがとうございました!

(記 ユミ)