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2022年8月29日 (月)

お別れから一年経った心の変化

8月22日はホップくんの一周忌でした。

diamond

一周忌にホップくんを偲んで何をしようかな、と

考えているうちに一日が終わって

特別なことは何もしない一日でした。

coldsweats01

でも、気が付いたら、ホップくんのことをずっと考えていた一日でした。

特に何かセレモニーはしなかったけれど、

何度も何度もホップくんのことを想い続けた一日。confident

それはそれでよかったのかな、と思いました。

happy01

一年経つ、少し前から、

気持ちに変化があったので、綴ろうと思います。

pencil

これまでは、

ホップくんのことを思い出すと、

最後は必ず悲しい気持ちでいっぱいになってしまっていたのですが、

sweat02

可愛かったな、でとまって、最終的にホッコリ思い出すことができるようになってきました。

note

これまでは、

思い出す→悲しい→自分の至らなさを自分で指摘、後悔、深く反省、懺悔懺悔

の繰り返しでした。

crying

「どうして、もっとおやつをあげなかったのか。crying」とか、

(すぐに太って腰痛発症するのであげられなかったけど、、、

もっと上手なあげ方があったのでは!)

「どうして、もっと抱っこしてあげなかったのか。crying」とか、

(けっこうしてたかもしれないけど。もっともっと!!)

とにかく、なんでもかんでも、

もっとこうしてあげたかった!みたいなものが次々と湧いてきて、

自分を攻めてしまう、の繰り返し。typhoon

愛すればこそ、なのですが、

イヤというほど、そのループを繰り返して、typhoon

やっと、

後になってから重箱の隅をつつくように、かつての自分を責めるのは、

今の自分が、当時の自分に後出しジャンケンしているようなもの。

それって、フェアじゃないよね。

と気づきました。coldsweats01

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おお、後出しジャンケンで責めまくっていたのか、と。coldsweats02

そして、

その時は、精いっぱい考えて、できる限り大事にしていたし、可愛がっていたよね。

かつての自分に厳しすぎるんじゃないかな、なんて、

と自分に対しても優しい言葉を自分でかけてあげられる心境になりました。confident

他の方から、かけていただいたことで悲しみから救われた言葉ですが、

なぜか、これまでは、自分から自分にかけてあげられなれなかった言葉でした。coldsweats01

ほっちゃんのために、しっかりと、飼い主として

至らない自分を認知しなくてはいけないと思っていたのだと思います。angry

反省をやりきって気持ちが次に進んだようです。good

端的に言うと、

やり場のない気持ちを自分にぶつけて、自分で受け止めて、自分で昇華した、

ということでしょうか。smile

自分が納得、やりきれない想いを昇華するのに、

反芻するために、

一年くらいかかるのだなと、思いました。

sandclock

心は理屈では割り切れなくって、

一歩一歩、

ゆっくりといろいろな感情を味わい尽くして

次に進んでいくものなのだなと思いました。

foot

foot

ほっちゃんのことが大好きだからこそ、

深く悲しむのであり、

お別れを受け入れられないのであり、

自分を責めてしまうのであり、

いつまでも責めてしまうのであり、

次へ進むのに時間がかかるのであり。。

sandclock

面倒くさくて、合理的でなくて、

でも、それが人間味なのかもしれず、

そんな不合理さが生きもの人間としての愛おしさなのかな、と思いました。confident

まだまだ、ジタバタしてしまって、できないけれど、

辛いことも、悲しいことも、嬉しいことも、幸せも、

いろいろと焦らず、慌てず、

じっくりゆっくり味わいながら、生きていけたらいいんだろうなぁ、と思うのでした。confident

clover

どっぷり悲しみの世界から

次の世界にきたっぽい、

今、一番思うのは、

あんなに可愛い、ホップくんと出会えて、

三年半もの間、一緒に生きることができて

本当によかったな、幸運だな、ということです。

sun

本当に、感謝、感謝です。

dogheart

ホップくんと一緒に生きた中で、

いろいろなことを気づいたり、教わったりしました。

happy01

それについては、また、綴りたいな、と思っています。

pencilhappy01

またまた、長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

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2022年6月11日 (土)

栽培すること~積みあがる経験、自分の中で体系化されていく知識

雨続きでお日様で消費されなかった力が残っているのか

文章を綴るエネルギーがあるので、引き続きアウトプットしちゃいますsmile

2016年から営農開始して、2022年の今年。

農業経験が6年と半分くらいになりました。

今年、これまで積み重ねてきた、バラバラだった一つ一つの経験が

一気に自分の中で組みあがって、体系化され、

血となり、肉となり、自分で使えるようになったような感じがしています。

これまでに経験してきた仕事、プログラミングの仕事、教育の仕事、

いずれも5年経過くらい経過したところで、

経験を自分で使いこなせるようになった感じがありました。

(あくまで自分比、本人なりの感想ですcoldsweats01。)

早いのか、遅いのかはわかりませんが、

作物にも早生と晩生があるように、作物それぞれ、人それぞれだろうと思います。

わかるようになった感覚は、どういうのかというと、

状況を理解することができた、先が見通せて、より最適な方法を選択して、より望ましい結果を出せる、という感じでしょうか。

(重ね重ね、くどうようですが、当人比でありますcoldsweats01

今の仕事の感覚では、植物の言葉が理解できるようになったような感覚。

あ、今、こんな状態なのね。

では、こうして欲しいのだろうな。

と、察することができるようになった感じ。

これまでにしてきたことは、多分、農業の世界では、とてもオリジナルな方法で、

興味のある作物を、片っ端から、思った通りに、やってみたいように栽培してみる、です。

(興味のあるジャンルの本も片っ端から書店で買ったり図書館から借りてきて読みまくるタイプpencil

これは今も実践中なのですが、私にはぴったりなスタイルです。

トコトンやってみた結果、大失敗のような状態もありますが、

全てが貴重な経験だったと思います。

ありとあらゆる作物を育ててみた結果、

それぞれの作物の特徴を広い比較対象からとらえることができ、

科や品種によらず、植物すべての普遍的な共通項をつかむことができました。

どんな経験も全て自分の財産で、あるとき自分の中でつながって自分のもの、力になる、そんなことを感じます。

それが生きていく楽しさで、人は、やってみたいな、という淡い気持ちとして

生きていくうえで貴重な経験の機会を感じているのではないかと思います。

だから、自分に機会を与えることを惜しまず、いろいろな経験をさせてあげることは子どもたちだけではなく、大人にとっても生きていく上で大切なことじゃないかな、と思います。

一年に一度しかできない、その作物を育ててみる、という経験。

それを逃すと、一年後。

もしかしたら、状況が変わって、数年後になるかもしれない。

もしかしたら、一生、経験できないかもしれない。

教育の中で、失敗しない、正解する、を良しとして生きることを、

無意識に学んでいるような気がします。

でも、自分がやってみる、やってみた、という経験には正解も、不正解もありません。

失敗も糧になるし、そこから得られるものもある。

全てが財産。

私はそれを楽しんで、大切にして生きていて、最高だなぁ、と感じているので

お客様にも、気になる作物があるならば、できることならば、育てることを、オススメしています。

一度きりの人生だから、思いっきりやってみるのがイイじゃないかshine

なんて、大げさかもしれませんが、ちょっとしたことから実践するのもイイですよねwinkshine

ただ、トライする作物は、理屈よりも自分の好みで選ぶのがイイshineと思っています。

なぜなら、好きだから気になるし、見るし、手間をかけることができるからshine

自分の経験でいうと、好きでもないけど、理屈でいうと良いから、気になるのはこっちだけど、気になるわけじゃないけど、こっちにしよう、というは、そもそも、楽しくないし、気がいかないので、結果、その経験から感じるもの、得られるものが少ないような気がしますsweat02

せっかくの自分の時間なのに、もったいない気がします。

上手くいくかどうか、より、好きだ!育ててみたい!やってみたい!を優先するのがオススメですsmile

私が、イイ!やってみたい!と思ったものを育てた結果、

ただいま、ハーブで80位、野菜も入れると

ザっと100種類くらい苗があるので、もともとお好きな方でないと、

いろいろありすぎて、わからなくなってしまう状態になっていますeye

お客様がイイ!と思うポイントは人それぞれ。

たくさん食べたい、のか、香り重視なのか、キレイさを求めるのか、世話いらずを求めるのか、世話を楽しみたいのか、ロマンを求めるのか。

お話を伺いながら、カウンセリングのように一緒に考えて、

その方のコレ!!を見つけていただいて、

ウキウキしながらお帰りになる姿をお見送りするのが楽しくてしかたがありません。

それから、お買い上げいただいたお客様から、その後、どうなったかという話をお聞きするのも嬉しいのです。

春一番に、昨年の苗との思い出話を聞かせていただくのも楽しく、中には思い通りに育たなかったという残念なお知らせもありますが、そのわけを共に考えさせていただいて、なるほど、と気づきや、学びもたくさんいただいています。

何年も来ていただいているお客様の畑、土の様子も、だんだんと推測できるようになり、ひょっとして、こんな風に育ちましたか?とお伝えしたら面白がっていただけたり。

栽培する楽しみ一緒に味わわせていただけているようで嬉しいのです。

この仕事をして、この道を進んで、本当に良かった。

(この道=先の見えない藪の中を素手で開墾しながら突き進んだマイ獣道happy02

でも、だからこそ、最高に楽しかったし、今も楽しい!!)

ああ、幸せ~!!heart04と思いながら、日々、過ごさせていただいています。

さて、6月に入りました。

苗たちは人間で言えば、中学生くらいの逞しさと、スピードで生長する季節に入ってきました。

目覚ましい生長を見守ることができる時期。

植えるのに相応しい季節。

私には、いくつかの苗たちの「もう植えてほしいな。。。」という声が響き始めたので、

ぼちぼち、お迎えのなさそうな子たちを畑に植えていこうと思います。

売り場にある苗の数も、少しずつ減っていきます。

出会いのタイミング、お迎えのタイミングに正解はありませんが、

もしも、既に気になっている子がいる方は、お早めのお迎えをオススメします。happy01heart04

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るうびいちゃんお迎え記念日(一周年)

あっという間に、春を迎え、初夏に入りました。

3月に種を蒔いてから苗のお世話が始まってからは、日々は飛ぶように過ぎていきます。dash

外仕事、身体を使う仕事をするようになると、文章を考える頭がお休み状態になるのでした。

頭の中で言葉になっても、疲れて寝てしまうと消えてしまう。coldsweats01

そして動く、の繰り返し。

そうこうしているうちに、一年前の今日、るうびちゃんをお迎えした日になりました。

来たばかりのときは、視線が合わず(人の目を見ない)、いつもオドオドして、大きな目をギョロギョロさせて、とにかく怯えまくっていました。sweat01

大好きなお散歩のときも、枯れ葉が転がるのが怖い、自分で蹴った小石が転がるのが怖い。

風が怖い、横を通り過ぎる車が怖い。

そのたびにチョイとパニックになるので、絶対に手綱を放してはならないと、緊張感をもって散歩に臨んでいたことを思い出します。

(もちろん、今でも気をつけていますが、緊張度が違いましたsweat01

そして、風が怖くて、風でバタつくビニールが怖い。

それなのに、ビニールハウスで過ごす時間が長いという、気の毒な環境。

非常に申し訳なく、どうにかしたいのですが、

頑丈な建造物を建てるわけにもいかず、、、

早く慣れて~と願うばかりでしたcrying

家にいても、ちょっとした物音でも、びくっと緊張。

なんて繊細な子なのだろうと驚いたものでした。

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(おうちのゲージ内のクレートで寝ているところを邪魔しないように隠し撮りしたけれども、バレて起こしてしまったときの写真。しかも、怖いので、こちらを見ないようにしている、るうびいちゃん。常に身を縮めて奥にいました。)

今では、かなり慣れてきて、お散歩中に物音がしても、それほど驚かず、驚いても立ち直りも早くなりました。

ちょっと冒険心をもつ余裕もでてきました。

大胆さもでてきました。

自信に満ち溢れた犬に近づいてきた気がして嬉しい限りです。

それでも強風のビニールハウスは今も苦手なので、風が強いときは出勤拒否することがあります。

自己主張もできるようになりました。

るうびちゃんはお留守番ができるので、そんなときはステイホーム。

時々、様子を見に帰って、気が変わって出勤する意志を表明したら一緒に出かけます。

すっかり慣れてくれたかな、と嬉しい気持ちになるとともに、これまでの一年間、随分苦労しただろうなぁ、よく耐えたなぁ、と思うのでした。

これまで犬の習性として敵意がないことを示すために相手の目を見つめない犬だったのですが、

いまでは人の習性を習得して、相手の目を見つめる犬になりました。

私の表情から、気持ちを読み取ることができるようになり、声の抑揚、言葉もいくつか理解するようになりました。

るうびいちゃんからもいろいろな表情や声で伝えてくれるようになりました。

日に日に、コミュニケーション能力が上がっていくのがわかります。

るうびいちゃんの賢さに驚くばかりです。

(ホップくんの賢さには常々驚いていましたが、るうびいちゃんも驚く程賢い!!うちの子はとんでもなく賢い!!という親ばか節炸裂smile。お許しをcoldsweats01

まだまだ、こちらが気づかないうちに苦労していることがあるとは思いますが、昔に比べたら、少しか楽になったかな、と勝手にホッとしています。

とはいえ、油断せずに、気にかけ、目をかけ、手間をかけて、大事にお付き合いしていきます。

犬に限らず、鳥、人、苗や作物、生きているものとの付き合い方は、みんな一緒だなぁ、と思うのでした。

大事にするから、大事になって、お互いに幸せになれるのかな。

るうびちゃんから、たくさんの幸せいただいています。

そうそう、るうびちゃんのお陰で、私は健康度が増しましたshine

るうびいちゃんは驚く程の健康体flair

とにかく元気flair

まるでお馬さんのように、めちゃくちゃ活動しますhorse

るうびいちゃんが満足するまでお散歩してみようと試みるも、3時間以上歩いても疲れを見せず、4日程続けたところで、こちらがヨロヨロに。

るうびいちゃんはといえば、疲れるどころか、どんどん筋肉と体力がついて、もっと歩けるように。

健康な犬の驚異的な体力を知り、長時間の散歩はあきらめて、回数で稼ぐことにしました。

(同時にホップくんがいかに身体が弱く、体力がない中で頑張っていたのかに気づきました。)

低血圧で貧血気味、すぐに立ち眩みする体質だった私。

血圧測定してくれる看護師さんにも同情されるくらいの低血圧者であったのが、

一日、3回から4回のお散歩をするようになってから、足の筋肉が発達したらしく

第二の心臓である足の血液ポンプがしっかり働くようになったのか

重力が強すぎる、重すぎると感じていた身体が軽くなりました。

歩いたほうがいいことはわかっていたのですが、一人で散歩なんて、しようと思えません。

でも、るうびちゃんのお誘いだと、「行きますか!」と行く気になるから不思議です。

お耳をパタパタさせて、ピンと立ったしっぽをフリフリ歩くるうびちゃんの背中を見ながら歩くのが楽しいのです。

動く喜びに満ち溢れていますshine

こちらも嬉しく、楽しくなってきて、さらに健康にもしてもらって、感謝感謝ですshinehappy02shine

犬と飼い主は似ている、とたまに言われますが、

犬に飼い主が似てくる、だけでなく、飼い主が犬に似てくるというのもあるな、と実感しました。

ホップくんのような、ぬいぐるみのようでとにかく可愛いワンちゃんの魅力もたまりませんが、

そして、るうびいちゃんのような、元気いっぱいでとにかく可愛いワンちゃんの魅力も知ることができました。

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(名前を呼ぶと、すぐさま飛んできてくれるようになった、るうびいちゃん。)