2023年4月 2日 (日)

るうびいちゃん、春のクン活はじめました

寝たきり生活だった、るうびいちゃんですが、

ついに、本日、お散歩をすることができました~!!happy02heart04

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きっとできる、そう願っていましたが、

一時は、もう無理なんじゃないかと思いました。

もしかしたら、るうちゃんもそうだったんじゃないかな、と思います。

夢叶う!!

今日はそんな嬉しい春の一日でした。shinecherryblossomshine

最近は家の中で小走りに走り回ることが増え、

勝手口からのお庭で散歩、略して「庭んぽ」の回数が増えてきました。

そろそろお散歩にいきたいなぁ~。という、

るうちゃんの無言の圧の高まりも感じていました。coldsweats01

とにかく怖がりな、るうちゃんなので、庭んぽ中も

風が少しでも吹いたり、物音が聞こえたりしたら、

スタコラサッサと家の中に戻り、しばらくは恐れてでかけなかったのですが、

庭の雪も完全に解けてなくなった数日前から、

勝手口から出たがるようになり、

庭の柵の向こう側、広い外の世界が気になり始めてきたようでした。

今日は柵の下に頭を入れて、

無理やり外へ出ちゃおうかな~としていたので、

「ノン!」と声をかけたら、しょんぼり顔でお家の中へ。。。weep

元気になったから、気持ちよく春のお散歩に出かけたかっただけなんだよね。weep

それなのに、注意されてシュンとなってしまって、

とても悲しそうだったので、

それならばと、思い切って表の玄関から散歩に出かけてみることにしました。happy01

喜びを全身に溢れさせながら前へ、前へと進む、るうちゃん。dogheart04

他のワンちゃんのお手紙をクンクン活動しながら楽しむ、るうちゃん。loveletter

生きる喜びに満ち溢れていました。shine

一緒に歩く私も、そんな姿を見て、喜びで胸いっぱいに。happy02heart02

共に春のクン活の喜びをかみしめました。notedogvirgoheart02

一緒にお散歩って、とっても楽しいshineheart04

当たり前だった日常が、こんなにもありがたいなんて。lovely

幸せってこういうことなんだなぁheart02

すごく身近にあるものだったんだなぁheart02と改めて思いました。

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ほぼ、完治といって良さそうなところまできていますが、

たまに、キャン!!と鳴いてしまうことがあるので

やはり、油断はできません。danger

キャン!と鳴くケースは2パターンあって、

1つ目は、玄関に来客があったとき。

普段は大人しい、るうちゃんですが、

おうちでは番犬風になって、玄関に来客があると

ちょっと強そうな、野太い声で吠えてしまいます。coldsweats01

農業資材屋さんがお届けものに来てくださって

夫が玄関で対応しているときなど、

内側のドア越しに、るうちゃんのタイミングで「ワン!」と吠えます。

ただ、頸椎ヘルニアを発症してからは

吠えると自分の声の振動で痛みが走るようになってしまったようなのです。coldsweats02

「ワン!」と吠えてから、痛みがきて「キャン!」。

これが瞬時に起きて、

「ワン!キャン!」となるのですが、

お客様からすると、まるで、

ドアの向こう側で犬が吠えて、吠えたから、

そばにいたもう一人の飼い主(私)に蹴られて鳴いた、

かのように思われているのではないかなぁ~、と、ちょっぴり気になるのでしたcoldsweats01

聞かれていないのに言い訳するのも変だし、

そもそも、私が気にしているだけで、

まったく気にしていないかも~と思いつつ、

なんとも人聞きが悪いような、微妙な気持ちになるのでした。coldsweats01

とはいえ、そんな飼い主の微妙な気持ちは、どうでもよいことで、

可哀そうなのは、るうちゃんです。sweat02

るうちゃんは、るうちゃんなりに考えたのか、

吠えると痛い、という経験を何度かする中で、

最近では、痛くない程度の小声で吠えてみるようになってきました。

でも、たまに、痛みを忘れてか、はたまた、いけると思ったのか、わかりませんが、

野太い声で吠えてしまって、鳴くことがあります。

それから、もう1つのパターンは、興奮しているときに、驚いたときです。

るうちゃんは、私の着替えに気づくと、外出するのではないか、自分も行きたい!となって、

気持ちが高ぶってきて、興奮気味に「ヒンヒン!」と鳴きます。

先日、衣替えをしていたら、

しばらく着ていなかったズボンを発見したので、

そういえば、こんなのあったなぁ、

どんな感じだったかしらねぇと、

試しにはいてみたら、

るうちゃんは、いつも通り、ヒンヒン!と鳴き始めて、そばをウロウロ。

私は、毎度のことなので、あまり気にせず、

ほほぅ、こういうズボンだったねぇ、

まだ着られるかなぁ、ウエストが下がりやすいねぇ、などと考えながら、

ズボンがずり下がったのを、おもむろにズグイと引き上げました。

すると、それを見た、るうちゃん。

なぜか、「キャン!」と鳴いてしまいました。

私からすると、

え!?

ズボンあげただけだよ!?

と思うのですが、不意をついてズボンの裾が上がったのがいけなかったようです。bearing

このような、なぜ!?ということが他にも2度ほどありました。coldsweats02

興奮状態にあるときに、

るうちゃんにとって予想外の動きを私がすると

驚いてビクッとなって痛くなる、のかな。。と思っています。despair

なるべく、るうちゃんにとって予想外の動きをしないように気をつけることにしました。

ほぼ、治ったとはいえ、ヘルニアはきっと、

長く上手に付き合いながら、やっていくしかないんだろうな、と思いました。

無理せず、大事をとって、のんびり、ぼちぼち、おだやかに暮らしていきたいと思います。confident

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2023年2月23日 (木)

寝たきり生活のるうびいちゃん

無限の体力とアスリートのような身体能力、

元気いっぱい、るうびいちゃん!dog

さすがビーグル!shineと思っていたら、、、

sweat02sweat01

るうびいちゃんは一日一回の排泄以外、ほぼ寝たきり状態になってしまいました。sweat02

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あんなに元気だったのに、まさか、しかも一気にこんな状態に。。。down

想像もしていませんでした。shock

typhoon

1月の半ば、ソファから降りたとき、

向いにあったオットマンに頭をぶつけてしまったのが発症きっかけと思われます。

キャン!!と悲鳴をあげ、うずくまってしまいました。sweat02

それから、お世話になっている動物病院さんへ。dash

首のヘルニアの疑いということで、

消炎剤のお注射を打ってもらって、翌日からステロイド系の飲み薬をいただきました。

効果抜群。

すぐに痛みもひいたようで、一週間くらいで元のように元気になりました。up

良かった良かったと一安心。happy01

すっかり調子も戻った様子。flair

玄関の前で「お散歩に行きたい!!note」と

キラキラした瞳shineでアピールしてきたので、

もう大丈夫だろうか、ほんのり気になりながらも、

ちょっとだけ、気分転換に行ってみるかい?と出かけました。sun

もとより引き癖の強いるうびいちゃん。dash

喜び勇んでグイグイ全力で進みます。dash

首への負担が心配で、リードにテンションがかからないように

るうちゃんの速さに合わせて私も並走しました。rundash

そうして、5メートルくらい進んだら、気になる臭いがあったのか、るうちゃん、急停止。eye

一方、急には止まれない二足歩行の人間、私。sweat01

なんとか止まろうとするも、るうちゃんの横を惰性でドタドタしてしまいました。foot

とにかく怖がりな、るうちゃん。

私のドタドタした足音におびえ、まったく触れていないにも関わらず、

またしても、丸まってキャン!!と鳴いてしまいました。coldsweats02

元気なく、気持ちも下がった状態でスタコラと家へ戻りました。weep

家についてからは寝たきり生活。shock

これまでもドッグランやお散歩の途中で出会ったワンちゃんや人の

背後から迫る足音や気配で怖くなって、キャン!!と叫ぶことは以前からありました。

もともとナイーブというか、繊細さんというか、人並み以上に怖がりなので、despair

ちょっと大げさに表現することで、相手に自分が怖いと思っていることを伝えているのかなsign02と思っていました。

でも、恐怖でビクッと身がすくむと、痛みが出ていたのかもしれないな、

その痛みで叫んでいたのかな、と今では思うようになりました。weep

せっかく快方にむかっていたのに、このときのキャン!!をきっかけに、

再び、動けなくなってしまったのでした。crying

むしろ悪化してしまったようでした。shock

ここから、るうちゃんの寝たきり生活が始まってしまいました。sweat02

それからは、むせてしまったり、小さなくしゃみが出てしまっても

激痛が走るようになったらしく、ちょっとの刺激で絶叫するようになりました。wobbly

痛みが怖くて、少しも動けない様子。

もちろん寝返りも、首を動かすこともできません。crying

ビーグル犬といえば、狩猟犬。dog

小柄な体のわりに活発で獲物を見つけた時には

大きな声を出して人にお知らせできるのがの特徴の犬です。

なので、るうちゃんの絶叫は爆音。impact

痛みが走ると、唐突にとてつもなく大きな叫び声をあげ、

のたうち回り、、痛みをこらえるために、手近にあるものをカミカミかじりました。

(たまたま近くにあるのが私の親指しかなく、カミカミされましたがソフトなカミカミでした。)

動くと痛みが走るのに、痛すぎて飛び上がってしまう。

その動きがまた痛みを起こすという恐怖のループ状態。。。crying

悲鳴のたびに、るうちゃんも、そして、

そばで見守るこちらの心臓も飛び出しそうになり、

みんなで悲壮感に包まれました。shock

夜中も悲鳴で飛び起きる日々。

介護生活の大変さを知りました。

でも、一番大変なのはるうびいちゃん。weep

そんな悲惨な様子の修羅場化した廣田家でしたが、

いつもと変わらぬ優しい声でゴニョゴニョおしゃべりするチーちゃんchick

気持ち良さそうに粟穂の食べ殻に頭をこすりつけて歓喜の声をあげるトカちゃんchick

インコのふたりに心癒され、大変救われました。chickchick

さて、

実はホップ君をお迎えするまで、犬に恐怖心があった夫。coldsweats01

犬飼いになってから、そんなことを本人もすっかり忘れるほど、

克服したと思っていたようですが。。。

るうちゃんが絶叫するたびに、「うわあぁ!!」と、飛び上がって驚くのでした。

私は飛び上がる夫にビックリ。

みんなしてビックリです。wobbly

るうちゃんが絶叫するその様子は、夫曰く、バイオハザードの犬みたい、なのだとか。sign04

ゲームをしたことがない私ですが、

ネット検索して出てきた画像をいくつか見る限りでは

確かにちょっと似てるかも。。と思いました。。eye

(るうちゃん、ごめん。。coldsweats01

とはいえ、「いきなり豹変すると怖いからね、やめてね。。」と言いながら、

甲斐甲斐しくお世話をする元犬恐怖症の夫でした。catface

さて、

再び、通院し、今回も内服薬で良くなることを期待して安静にしていたのですが、

一向に良くなる気配がありません。

前回のようなミラクル回復劇はおきないのでした。weep

でもお薬が効いているためか、基本寝たきりなのに、

突然、無理やりソファに上がろうと跳躍することもありました。

そして、、お薬が合わなくなってしまったのか、

大量に下血をし始めて、これ以上ひどくなると出血多量で危険になるかも、、という事態に。shock

これまで使っていたステロイド系の消炎剤が使用できなくなりました。

もはや、大学病院にて、精密検査(MRI)を受けるしかない、という状況。

それもできるだけ早めに、ということで、ご紹介いただきました。

脱水が心配で水をのませるも、いつ激しい痛みと絶叫がおきるかわからない。

なにがどうなっているのかわからない。。命は大丈夫なのだろうか。。

緊張の一日、一時間の長さ。。。

「病院に到着してお医者さんの顔を見たら俺、安堵で泣き崩れるんじゃないか、、。」

というギリギリメンタルの夫の運転で

とにかく、最短で診ていただけた北大動物病院へと早朝から車を走らせましたrvcardash

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検査の結果、診断していただいた病名が「水和髄核逸脱症」。

ヘルニアの中でも水っぽい髄核が逸脱して神経を圧迫して痛みが出ているとのことです。

若々しいと思っていても、次の6月で12歳になる、るうびいちゃん。

MRIの画像では若い子の骨は白っぽく映るらしいのですが、

るうちゃんの画像は白っぽさは若干あるももの、全体に灰色、

ところどころ黒っぽくなっていました。sign04

ああ、シニア犬なんだなぁと改めて感じました。think

骨がもろくなってしまって、中の髄液がもれてしまうというのも頷けました。

それから、疾患部分が顔に近ければ近い程、痛みが強いのだそうです。

首だから絶叫するくらい痛いのだということも納得しました。

吸収されるのを待つしかないということも納得しました。

どうしよう、どうしたらいい、と不安で居ても立っても居られない心境でしたが、

もう、待つしかないと言ってもらって、不思議と気持ちは落ち着きました。confident

12歳といえば、

先代犬のシニアトイプードル、ホップ君もシニア、12歳でお迎えしました。dog

その時には、ボロボロ、全身毛玉で歩くこともままならない状態で

毛玉をカットしてからも歩行に不自由さが残っていてヨチヨチ歩きの正に老犬。

あまり歩くことができず、もちろん、飛んだり跳ねたりもできないし、

完全に足があがらなくなってしまっていて、前足を引きずって歩くために、

アスファルトの上を散歩すると、すぐに爪が削れて出血。

足と爪を守るために、道路を歩くときは靴下をはかせました。

それもすぐに穴が開くので

最後までアスファルトはあまり歩けずに、

畑など、草や土のあるところを歩くようにしていました。

(町では芝の上での犬の散歩禁止の公園がほとんどなので

そこは困りましたが、農家なので畑で柔らかい土の上を歩かせられたのが幸いでした。smile

どうしても、あからさまにシニアのホップ君と比べてしまっていたようで、

るうびいちゃんは元気の塊!という見方になってしまっていました。

活発さと体力、運動神経はすごい!!

アスファルトも歩けるしすごい!!と感心してばかりで、

今思えば、いくつかあった小さな老化の兆しを見逃してしまっていたように思います。

そういえば、

勝手口の階段を上る時、後ろ脚を軽くひっかけることがあったな、とか

振り向きざま、キッチンカウンターの角に頭をぶつけていたな、とか

ソファに上る時、ちょっと重たくなってきたなとか。。。

サインはあったのだと気づきました。

もしかしたら、ホップ君よりも大型なので

老化のスピードが早いくらいなのかもという気がしてきました。

とにかく、

こんな状態になってしまって飼い主として反省反省です。

反省していても改善しなければ意味がないので考えました。

今回、はっきり自覚したポイントとしては4つ。

1.太らせてしまった

もともと9キロだったのに11.5キロになっていました。

もともとあばら骨が気になるくらいのガリガリさんだったので、

11.5キロでも肥満ではなかったのですが、、

10年間もほっそり体形で生きてきたことを考えると、、

負担がかかったのだろうと思いました。

2.運動不足

それまでは一日に6回は散歩をしていたのに、

冬になってお散歩の回数を一日1回にしてしまっていました。

マイナス20度以下の気温の中、散歩に出かけるのが億劫になっていたのでした。

家を出ると、キンキンに冷えていても気持ちがいいのですが、

出かけるまで、腰が重くなってしまっていました。

ぽっちゃり体系を支える筋力が衰えて関節に負担がかかったのだろうと思います。

3.段差

るうちゃんはソファが大好きで、ほぼ、一日中、そこで過ごしていたので

るうちゃんのソファでいいや、と思っていました。

ひょいと軽々上っていたのに、そういえば、

最近はよっこらしょ、という感じだったり、

飛び乗るまえに、せーのっ!と弾みをつけて上っていたなぁと思いました。

この段差の乗り降りも関節に負担をかけていたのだろうと思います。

4.お薬の魔法を過信

ステロイド系のお薬で一回目の発症後、劇的に回復しましたが、

その後、すぐに再発。二回目からは効かなくなってしまいました。

むしろ副作用としての下血のほうが強くでてしまいました。

ステロイド系のお薬で炎症を鎮めてくれたけれど、お薬の魔法だったのだなと思いました。

炎症を薬で鎮めたから痛みもなく、動けてしまう。

元気になったと思ってしまって動いてしまって再発。

むしろ重症化する。

一度きりの魔法。2回目からは自力で治す。

いつまでも痛い、痛いから動かない。

動かないから安静にできる、ゆっくりと着実に治る。

生きものの自己修復力、それはとてもゆっくりで待たなければならないけれど

自分の力で自分のペースで回復していくことができるのだろうと思いました。

魔法を使ったときには、魔法の効果を意識して、

使わなかったとしたらどのように過ごしていただろうか、と考えて

良くなったとしても、大事をとることが必要なのだろうと思いました。

それから、大学病院でいただいたリリカという痛み止めのお薬

これは「抑うつの症状が強くでたら、いつでも中止して大丈夫です。」と教えていただたので

様子を見ると、明らかに鬱っぽい状態になっていることに気づきました。

とんでもなく悲し気でふさいでいて、目には涙が浮かんでいました。

犬も涙を流して悲しむというけれど、初めて見ました。

検索してみると人ですがリリカの鬱や離脱症状がきつかったという

経験談のブログなどがいくつかあり、とても参考になりました。

それで、すぐに中止しました。

お薬には作用と副作用があるものだと改めて感じました。

使い方なのかもしれませんが、改めてとても難しいと感じました。

これらの反省を踏まえ、今後は

1.おやつ、トッピングを最小限にする。

2.冬場も2回は散歩に行って筋力維持。

3.ソファ、段差のあるところは立ち入り禁止。

4.薬を過信しない。あくまで補助的なもので、本質的に大切なのは自己治癒力。

  作用、副作用、使用した後の状態に注意する。

この4つを肝に銘じ、るうびいちゃんが元気でハッピーなシニアライフを送ることができるようにともに暮らしていきたいと思っています。

とはいえ、4月8日までは安静ライフなので、

まずは逸脱した髄液が自然に吸収されるようになることが第一ですが。

まだまだ先行きは不透明で不安もありますが完治できると期待しています。

というのも、身近に水和髄核逸脱症の経験者がいたのでした。

母です。

るうちゃんの診断を告げると、

「あ、それ私も腰でなったけど、治ったから大丈夫だよ!」と。

「年をとると枯れてくるから大丈夫ってお医者さんに言われて

そのままにしていたら、本当に治ったよ!

若い人がなると結構、大変なんだって。」

とのことでした。

ポイントはみずみずしさ、でしょうか。

確かに、母は、現在、全く問題なく元気にしています。

大学病院受診から2週間は最低ゲージ内で安静と言われて、今日で2週間が過ぎました。

昨日からゲージから出てお部屋でフリー生活始めました。

今では絶叫することもなく過ごせるようになりました。happy01

寝床の上ではありますが、立ち上がっては寝なおす頻度が増えました。shine

shine

表情もイキイキしてきましたshine

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一歩一歩、春がやってくるように、ゆっくりではありますが

着々と回復してきているように感じます。happy01

るうちゃんの命の力、すごいです。shine

一番つらかったときは過ぎたような気がしています。shine

春、雪解けとともに土のにおいを楽しむるうちゃんと共に歩けることを夢見ています。

きっと大丈夫、そんな気がしています。shine

ご心配おかけしました。

動物病院関係者の皆様にも大変お世話になりました。

フォローしていただいている皆様にも応援していただきました。

本当にありがとうございますshine

2022年8月29日 (月)

お別れから一年経った心の変化

8月22日はホップくんの一周忌でした。

diamond

一周忌にホップくんを偲んで何をしようかな、と

考えているうちに一日が終わって

特別なことは何もしない一日でした。

coldsweats01

でも、気が付いたら、ホップくんのことをずっと考えていた一日でした。

特に何かセレモニーはしなかったけれど、

何度も何度もホップくんのことを想い続けた一日。confident

それはそれでよかったのかな、と思いました。

happy01

一年経つ、少し前から、

気持ちに変化があったので、綴ろうと思います。

pencil

これまでは、

ホップくんのことを思い出すと、

最後は必ず悲しい気持ちでいっぱいになってしまっていたのですが、

sweat02

可愛かったな、でとまって、最終的にホッコリ思い出すことができるようになってきました。

note

これまでは、

思い出す→悲しい→自分の至らなさを自分で指摘、後悔、深く反省、懺悔懺悔

の繰り返しでした。

crying

「どうして、もっとおやつをあげなかったのか。crying」とか、

(すぐに太って腰痛発症するのであげられなかったけど、、、

もっと上手なあげ方があったのでは!)

「どうして、もっと抱っこしてあげなかったのか。crying」とか、

(けっこうしてたかもしれないけど。もっともっと!!)

とにかく、なんでもかんでも、

もっとこうしてあげたかった!みたいなものが次々と湧いてきて、

自分を攻めてしまう、の繰り返し。typhoon

愛すればこそ、なのですが、

イヤというほど、そのループを繰り返して、typhoon

やっと、

後になってから重箱の隅をつつくように、かつての自分を責めるのは、

今の自分が、当時の自分に後出しジャンケンしているようなもの。

それって、フェアじゃないよね。

と気づきました。coldsweats01

rockpaperscissorsrockpaperscissors、、、eye

おお、後出しジャンケンで責めまくっていたのか、と。coldsweats02

そして、

その時は、精いっぱい考えて、できる限り大事にしていたし、可愛がっていたよね。

かつての自分に厳しすぎるんじゃないかな、なんて、

と自分に対しても優しい言葉を自分でかけてあげられる心境になりました。confident

他の方から、かけていただいたことで悲しみから救われた言葉ですが、

なぜか、これまでは、自分から自分にかけてあげられなれなかった言葉でした。coldsweats01

ほっちゃんのために、しっかりと、飼い主として

至らない自分を認知しなくてはいけないと思っていたのだと思います。angry

反省をやりきって気持ちが次に進んだようです。good

端的に言うと、

やり場のない気持ちを自分にぶつけて、自分で受け止めて、自分で昇華した、

ということでしょうか。smile

自分が納得、やりきれない想いを昇華するのに、

反芻するために、

一年くらいかかるのだなと、思いました。

sandclock

心は理屈では割り切れなくって、

一歩一歩、

ゆっくりといろいろな感情を味わい尽くして

次に進んでいくものなのだなと思いました。

foot

foot

ほっちゃんのことが大好きだからこそ、

深く悲しむのであり、

お別れを受け入れられないのであり、

自分を責めてしまうのであり、

いつまでも責めてしまうのであり、

次へ進むのに時間がかかるのであり。。

sandclock

面倒くさくて、合理的でなくて、

でも、それが人間味なのかもしれず、

そんな不合理さが生きもの人間としての愛おしさなのかな、と思いました。confident

まだまだ、ジタバタしてしまって、できないけれど、

辛いことも、悲しいことも、嬉しいことも、幸せも、

いろいろと焦らず、慌てず、

じっくりゆっくり味わいながら、生きていけたらいいんだろうなぁ、と思うのでした。confident

clover

どっぷり悲しみの世界から

次の世界にきたっぽい、

今、一番思うのは、

あんなに可愛い、ホップくんと出会えて、

三年半もの間、一緒に生きることができて

本当によかったな、幸運だな、ということです。

sun

本当に、感謝、感謝です。

dogheart

ホップくんと一緒に生きた中で、

いろいろなことを気づいたり、教わったりしました。

happy01

それについては、また、綴りたいな、と思っています。

pencilhappy01

またまた、長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

happy01heart04

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2022年6月13日 (月)

どうしてハーブなのか

一昨年からハーブ苗の販売を初めて、年々、種類を増やし、

今年に至っては、80種類を超えました。

一年に一度しか、育てるチャンスは訪れないので、

気になるハーブとはお付き合いしておきたいのですhappy01

まずは、付き合ってみないと、そのハーブの魅力はわからないし、自分との相性はわかりません。

宇宙も、人のハートも拡大と収縮をくりかえすように、heart01

今はハーブの種類を増やしていますが、次第に減らしていくかもしれません。catface

でも、そのサイクルの長さは、まだわからないので

ひょっとしたら、収縮はまだ先で、まだ拡大していくかもしれません。wink

ところで、どうして、こんなにハーブにはまっているのかな、と考えてみました。coldsweats01

まず、ハーブとの出会いをさかのぼってみますと、

小中学生くらいのときだったかと思います。

母とデパートの食器、バスタオルなど日用品フロアにいくと、

その一角には、たいてい暮らしの中の香りのコーナー、アロマコーナーがありました。shine

母が食器を選んでいる間、私は香りのコーナーで、

いろいろな香りを試しては、うっとりしていました。heart04lovely

自分で買うようになったのは高校生のとき。

部活が休みの時など、いつもよりも早めに帰る時、真っすぐ帰るのはつまらない。house

違う世界に立ち寄って、いつもと違う時間を過ごしたくなって

本屋さんか、文具屋さんか、かわいい雑貨屋さんに寄っていました。heart02

行きつけの雑貨屋さんには魅力的な文房具の他に、魅惑のアロマコーナーがあって、

やはり、そこで、クンクンしながら、グレープフルーツとか、ラベンダーとか、

ティーツリーとか、ユーカリとか、ローズウッドとか、

その香り楽しみつつ、効能もチェックしながらオイルを少しずつ買っていました。smile

寝る前にラベンダー、勉強の間のリフレッシュにグレープフルーツ、

ちょっと喉が変だからティーツリー。note

そんな風に自分なりに暮らしに取り入れていました。

香りに影響されるタイプなのかもしれません。catface

特に意識するともなく、芳香、アロマとのお付き合いはあったのですが、

農業の中でハーブの魅力にはまったのも香りから。

暑い中、汗をかきつつ作業しているときに、

ふと、足元から漂う爽やかなミントの香り。heart04

一気に気分がよく、爽やかな心地になったことからだと思います。

作業中、ふと腕に当たったホーリーバジルから放たれる甘い香りに、幸福感。heart01

その瞬間に幸せになる。香りの力。shine

ケールや小松菜などの葉物野菜やナスなどの果菜類の美味しさでも幸せになることができますが、

家に持ち帰って、調理して、食卓に並べて、食べて、というステップを経てから。bearing

ところが、ハーブときたら、触れただけで、すぐに幸せな気持ちがやってくる。

そばに植えておくだけで、すぐに幸せ。up

生き急ぐ私にはピッタリの作物です。smile

それから、栽培が容易。happy01

品種改良など、ほとんどされていないものが多いハーブ。

(私が育てているものは在来種ばかり。)

野生の強さを感じます。

ハーブを育ててから、野菜栽培がいかに難しいか、手間がかかるかに気づきました。

人間の都合で長い年月をかけて改良されてきたものがほとんどなので

まず、多少は手をかけなければ、まともに育たない。

とんでもなく手間暇がかかる野菜も多い。

ハーブに比べたら、そんな印象です。despair

化学肥料と農薬で育てる前提の野菜だなぁ、うちでは無理だなぁ、

そう思って栽培をやめてきた野菜たちも、これまでに結構ありました。

私の中で、ブロッコリーは、その代表選手。

美味しいですが、うちでは栽培はあきらめています。crying

中からヒョッコリ虫さんが登場しても良いならば別ですが、、、

そんな、とにかく丈夫で、楽に育てられるハーブclover

何か育ててみたい。けれど、自信がない。何を育てたらよいですか?

そう聞かれると、すぐにハーブ!とお答えしています。flair

まず、死なないハーブは、これ!

とにかく丈夫なハーブはこれ!

条件によっては越冬しないかもだけど、だいだいいけるハーブはこれ!

難しいけど、ロマンはこれ!

いろいろなニーズにお応えできるいろいろなハーブたち。

香り、見た目、丈夫さ、いろいろな魅力があります。shine

そして、いろいろな効能。

どれも薬草のようです。

野菜に比べると、味わいも濃厚。

モシャモシャと沢山食べるには向かないくらい、

ぎゅっと詰まった味わい。

だからお料理のアクセントになるのでしょうね。

栄養、要素なども濃厚に含まれているような気がします。

味も、栄養も野生の強さがあるような気がします。rock

だから、摂取するのは少しの量でよくって、

でも少しずつ、いろいろなハーブを取り入れるのが良いのではないかと思います。

野菜が遠い昔においてきてしまった力が、ハーブにはあるような気がするのです。shine

暮らしに気軽にハーブの力を取り入れることができたら素敵だな。

ハーブを楽しむ人が増えたら楽しいな。happy02

そんな想いで育てています。

そうそう、ハーブは、我が家の愛鳥たち、

トカちゃん、チーちゃんが食べられるもの、喜ぶものも多いのです。heart01chickchickheart02

それも、栽培の大きな動機の一つです。

嬉しそうに食べてくれている様子を見て、

改めて、育てて良かった!、もっと育てよう!と思います。

大切な家族、みんなで楽しめるのも、ハーブの魅力。shine

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これまでは苗だけで販売していましたが、

育てる時間や場所はないけれど、取り入れたい。

そういう願いをお持ちのかたもいらっしゃると思いました。

私が育てて、野菜と同じように販売すればいいんだ、と気づいたのは昨年末。

今年から、全てのハーブを切り売りできるようにしたいと思っています。

ドライのハーブもいいけれど、

ハーブの美味しさ、香りを楽しむのはフレッシュでしょ!happy01

そんなことが書いてある本を読みました。

ドライにするのはフレッシュを収穫できない冬季のための保存用なのだとか。

なるほど、確かに、と合点しました。

そんなわけで、じわりじわりと、フレッシュハーブの切り売りを増やしています。wink

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2022年6月11日 (土)

栽培すること~積みあがる経験、自分の中で体系化されていく知識

雨続きでお日様で消費されなかった力が残っているのか

文章を綴るエネルギーがあるので、引き続きアウトプットしちゃいますsmile

2016年から営農開始して、2022年の今年。

農業経験が6年と半分くらいになりました。

今年、これまで積み重ねてきた、バラバラだった一つ一つの経験が

一気に自分の中で組みあがって、体系化され、

血となり、肉となり、自分で使えるようになったような感じがしています。

これまでに経験してきた仕事、プログラミングの仕事、教育の仕事、

いずれも5年経過くらい経過したところで、

経験を自分で使いこなせるようになった感じがありました。

(あくまで自分比、本人なりの感想ですcoldsweats01。)

早いのか、遅いのかはわかりませんが、

作物にも早生と晩生があるように、作物それぞれ、人それぞれだろうと思います。

わかるようになった感覚は、どういうのかというと、

状況を理解することができた、先が見通せて、より最適な方法を選択して、より望ましい結果を出せる、という感じでしょうか。

(重ね重ね、くどうようですが、当人比でありますcoldsweats01

今の仕事の感覚では、植物の言葉が理解できるようになったような感覚。

あ、今、こんな状態なのね。

では、こうして欲しいのだろうな。

と、察することができるようになった感じ。

これまでにしてきたことは、多分、農業の世界では、とてもオリジナルな方法で、

興味のある作物を、片っ端から、思った通りに、やってみたいように栽培してみる、です。

(興味のあるジャンルの本も片っ端から書店で買ったり図書館から借りてきて読みまくるタイプpencil

これは今も実践中なのですが、私にはぴったりなスタイルです。

トコトンやってみた結果、大失敗のような状態もありますが、

全てが貴重な経験だったと思います。

ありとあらゆる作物を育ててみた結果、

それぞれの作物の特徴を広い比較対象からとらえることができ、

科や品種によらず、植物すべての普遍的な共通項をつかむことができました。

どんな経験も全て自分の財産で、あるとき自分の中でつながって自分のもの、力になる、そんなことを感じます。

それが生きていく楽しさで、人は、やってみたいな、という淡い気持ちとして

生きていくうえで貴重な経験の機会を感じているのではないかと思います。

だから、自分に機会を与えることを惜しまず、いろいろな経験をさせてあげることは子どもたちだけではなく、大人にとっても生きていく上で大切なことじゃないかな、と思います。

一年に一度しかできない、その作物を育ててみる、という経験。

それを逃すと、一年後。

もしかしたら、状況が変わって、数年後になるかもしれない。

もしかしたら、一生、経験できないかもしれない。

教育の中で、失敗しない、正解する、を良しとして生きることを、

無意識に学んでいるような気がします。

でも、自分がやってみる、やってみた、という経験には正解も、不正解もありません。

失敗も糧になるし、そこから得られるものもある。

全てが財産。

私はそれを楽しんで、大切にして生きていて、最高だなぁ、と感じているので

お客様にも、気になる作物があるならば、できることならば、育てることを、オススメしています。

一度きりの人生だから、思いっきりやってみるのがイイじゃないかshine

なんて、大げさかもしれませんが、ちょっとしたことから実践するのもイイですよねwinkshine

ただ、トライする作物は、理屈よりも自分の好みで選ぶのがイイshineと思っています。

なぜなら、好きだから気になるし、見るし、手間をかけることができるからshine

自分の経験でいうと、好きでもないけど、理屈でいうと良いから、気になるのはこっちだけど、気になるわけじゃないけど、こっちにしよう、というは、そもそも、楽しくないし、気がいかないので、結果、その経験から感じるもの、得られるものが少ないような気がしますsweat02

せっかくの自分の時間なのに、もったいない気がします。

上手くいくかどうか、より、好きだ!育ててみたい!やってみたい!を優先するのがオススメですsmile

私が、イイ!やってみたい!と思ったものを育てた結果、

ただいま、ハーブで80位、野菜も入れると

ザっと100種類くらい苗があるので、もともとお好きな方でないと、

いろいろありすぎて、わからなくなってしまう状態になっていますeye

お客様がイイ!と思うポイントは人それぞれ。

たくさん食べたい、のか、香り重視なのか、キレイさを求めるのか、世話いらずを求めるのか、世話を楽しみたいのか、ロマンを求めるのか。

お話を伺いながら、カウンセリングのように一緒に考えて、

その方のコレ!!を見つけていただいて、

ウキウキしながらお帰りになる姿をお見送りするのが楽しくてしかたがありません。

それから、お買い上げいただいたお客様から、その後、どうなったかという話をお聞きするのも嬉しいのです。

春一番に、昨年の苗との思い出話を聞かせていただくのも楽しく、中には思い通りに育たなかったという残念なお知らせもありますが、そのわけを共に考えさせていただいて、なるほど、と気づきや、学びもたくさんいただいています。

何年も来ていただいているお客様の畑、土の様子も、だんだんと推測できるようになり、ひょっとして、こんな風に育ちましたか?とお伝えしたら面白がっていただけたり。

栽培する楽しみ一緒に味わわせていただけているようで嬉しいのです。

この仕事をして、この道を進んで、本当に良かった。

(この道=先の見えない藪の中を素手で開墾しながら突き進んだマイ獣道happy02

でも、だからこそ、最高に楽しかったし、今も楽しい!!)

ああ、幸せ~!!heart04と思いながら、日々、過ごさせていただいています。

さて、6月に入りました。

苗たちは人間で言えば、中学生くらいの逞しさと、スピードで生長する季節に入ってきました。

目覚ましい生長を見守ることができる時期。

植えるのに相応しい季節。

私には、いくつかの苗たちの「もう植えてほしいな。。。」という声が響き始めたので、

ぼちぼち、お迎えのなさそうな子たちを畑に植えていこうと思います。

売り場にある苗の数も、少しずつ減っていきます。

出会いのタイミング、お迎えのタイミングに正解はありませんが、

もしも、既に気になっている子がいる方は、お早めのお迎えをオススメします。happy01heart04

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るうびいちゃんお迎え記念日(一周年)

あっという間に、春を迎え、初夏に入りました。

3月に種を蒔いてから苗のお世話が始まってからは、日々は飛ぶように過ぎていきます。dash

外仕事、身体を使う仕事をするようになると、文章を考える頭がお休み状態になるのでした。

頭の中で言葉になっても、疲れて寝てしまうと消えてしまう。coldsweats01

そして動く、の繰り返し。

そうこうしているうちに、一年前の今日、るうびちゃんをお迎えした日になりました。

来たばかりのときは、視線が合わず(人の目を見ない)、いつもオドオドして、大きな目をギョロギョロさせて、とにかく怯えまくっていました。sweat01

大好きなお散歩のときも、枯れ葉が転がるのが怖い、自分で蹴った小石が転がるのが怖い。

風が怖い、横を通り過ぎる車が怖い。

そのたびにチョイとパニックになるので、絶対に手綱を放してはならないと、緊張感をもって散歩に臨んでいたことを思い出します。

(もちろん、今でも気をつけていますが、緊張度が違いましたsweat01

そして、風が怖くて、風でバタつくビニールが怖い。

それなのに、ビニールハウスで過ごす時間が長いという、気の毒な環境。

非常に申し訳なく、どうにかしたいのですが、

頑丈な建造物を建てるわけにもいかず、、、

早く慣れて~と願うばかりでしたcrying

家にいても、ちょっとした物音でも、びくっと緊張。

なんて繊細な子なのだろうと驚いたものでした。

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(おうちのゲージ内のクレートで寝ているところを邪魔しないように隠し撮りしたけれども、バレて起こしてしまったときの写真。しかも、怖いので、こちらを見ないようにしている、るうびいちゃん。常に身を縮めて奥にいました。)

今では、かなり慣れてきて、お散歩中に物音がしても、それほど驚かず、驚いても立ち直りも早くなりました。

ちょっと冒険心をもつ余裕もでてきました。

大胆さもでてきました。

自信に満ち溢れた犬に近づいてきた気がして嬉しい限りです。

それでも強風のビニールハウスは今も苦手なので、風が強いときは出勤拒否することがあります。

自己主張もできるようになりました。

るうびちゃんはお留守番ができるので、そんなときはステイホーム。

時々、様子を見に帰って、気が変わって出勤する意志を表明したら一緒に出かけます。

すっかり慣れてくれたかな、と嬉しい気持ちになるとともに、これまでの一年間、随分苦労しただろうなぁ、よく耐えたなぁ、と思うのでした。

これまで犬の習性として敵意がないことを示すために相手の目を見つめない犬だったのですが、

いまでは人の習性を習得して、相手の目を見つめる犬になりました。

私の表情から、気持ちを読み取ることができるようになり、声の抑揚、言葉もいくつか理解するようになりました。

るうびいちゃんからもいろいろな表情や声で伝えてくれるようになりました。

日に日に、コミュニケーション能力が上がっていくのがわかります。

るうびいちゃんの賢さに驚くばかりです。

(ホップくんの賢さには常々驚いていましたが、るうびいちゃんも驚く程賢い!!うちの子はとんでもなく賢い!!という親ばか節炸裂smile。お許しをcoldsweats01

まだまだ、こちらが気づかないうちに苦労していることがあるとは思いますが、昔に比べたら、少しか楽になったかな、と勝手にホッとしています。

とはいえ、油断せずに、気にかけ、目をかけ、手間をかけて、大事にお付き合いしていきます。

犬に限らず、鳥、人、苗や作物、生きているものとの付き合い方は、みんな一緒だなぁ、と思うのでした。

大事にするから、大事になって、お互いに幸せになれるのかな。

るうびちゃんから、たくさんの幸せいただいています。

そうそう、るうびちゃんのお陰で、私は健康度が増しましたshine

るうびいちゃんは驚く程の健康体flair

とにかく元気flair

まるでお馬さんのように、めちゃくちゃ活動しますhorse

るうびいちゃんが満足するまでお散歩してみようと試みるも、3時間以上歩いても疲れを見せず、4日程続けたところで、こちらがヨロヨロに。

るうびいちゃんはといえば、疲れるどころか、どんどん筋肉と体力がついて、もっと歩けるように。

健康な犬の驚異的な体力を知り、長時間の散歩はあきらめて、回数で稼ぐことにしました。

(同時にホップくんがいかに身体が弱く、体力がない中で頑張っていたのかに気づきました。)

低血圧で貧血気味、すぐに立ち眩みする体質だった私。

血圧測定してくれる看護師さんにも同情されるくらいの低血圧者であったのが、

一日、3回から4回のお散歩をするようになってから、足の筋肉が発達したらしく

第二の心臓である足の血液ポンプがしっかり働くようになったのか

重力が強すぎる、重すぎると感じていた身体が軽くなりました。

歩いたほうがいいことはわかっていたのですが、一人で散歩なんて、しようと思えません。

でも、るうびちゃんのお誘いだと、「行きますか!」と行く気になるから不思議です。

お耳をパタパタさせて、ピンと立ったしっぽをフリフリ歩くるうびちゃんの背中を見ながら歩くのが楽しいのです。

動く喜びに満ち溢れていますshine

こちらも嬉しく、楽しくなってきて、さらに健康にもしてもらって、感謝感謝ですshinehappy02shine

犬と飼い主は似ている、とたまに言われますが、

犬に飼い主が似てくる、だけでなく、飼い主が犬に似てくるというのもあるな、と実感しました。

ホップくんのような、ぬいぐるみのようでとにかく可愛いワンちゃんの魅力もたまりませんが、

そして、るうびいちゃんのような、元気いっぱいでとにかく可愛いワンちゃんの魅力も知ることができました。

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(名前を呼ぶと、すぐさま飛んできてくれるようになった、るうびいちゃん。)

2022年3月 2日 (水)

るうびいちゃんをお迎えするまで3

ビーグルちゃんをお迎えする心構えは固まったshine

そして、ついにご対面の日がやってきた。heart02

ほっちゃんとのお見合いである。dogheartdog

ほっちゃんとの相性が良ければお迎え決定!

ほっちゃんはたいていのワンちゃん、特に女の子の場合は大好きである。

ほぼ、大丈夫だろう。

残念なパターンが起こるとしたら、それは

ほっちゃんが相手の子を好きになりすぎて、

しつこくしてしまって相手の子がおびえるケースである。

ほっちゃんは嫌なことはしないのだけれど、

好きすぎると、とまらなくなってしまって

悪気はないけれども、結構、しつこくなってしまうところがある。

相手の子が大人しくて優しい子だと、なおなお、好きすぎて

大人しいのを良いことに、スキスキアピールがとまらない。

そうなると、ひたすら間に入ってガードするしかないので、

このケースが一番心配であった。

お迎えされた側からすると、新しい環境になれるストレスと、

しつこい先住犬からのアピールというダブルパンチになってしまう。

それだけが心配だ。

一抹の心配はあるものの、

ワクワク、ドキドキしながら向かった。

そして、ついに、ビーグルちゃん登場!!

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おお!!flair

お!?

現れたビーグルちゃんはイメージと違った。eye

どんなイメージを持っていたのかというと、

お見合いの話を持ってきてくれた最初のビーグルBちゃんと

不安解消してくれたビーグルPちゃんのイメージで

どちらも仔犬のような、ふんわり系、どちらかというと幼い感じ、

プリプリのラブリー系のビーグルちゃんであった。

ここで登場したビーグルちゃんは、大人顔で

身体つきは手足が長くて全体に細く、筋肉質で、

身のこなしは、シューっと地面を滑るように動く、

チーターかサラブレッドのよう。

野性味が残っていそうな、強そうな、カッコイイ系であった。

素早い動き。

目で追えない。。

トロトロとした動きのホップ君になれてしまっていたらしく

動体視力が落ちていることに気づく。

それにしても、ザ、犬!

これが犬だ!という感じの、犬らしい犬。

私たちは、すっかり犬飼いになっていたと思っていたけれど、、

ホップ君は、犬、というよりも、

動物で言うならば、コアラとか、ナマケモノのようなスローな生き物的であって

どちらかというと、ぬいぐるみ寄りであって、

犬飼いでは、なかったのかもしれない、、ということに気が付いた。

とはいえ、新しい体験、犬らしい犬で大人顔のワンちゃんとの暮らしも素敵だ。

さて、ホップ君との相性はどうだろうかdogdog

ホップ君は会えて嬉しそうで、ついていこうとがんばっているup

が、ついていけていない。

ビーグルちゃんが、滑るようにスピーディーに広場を周回している中で

何週目かに、運良く、鉢合わせて、近くを通り過ぎた彼女の残り香を楽しんでいる感じ。

それでも、ワンちゃんがいることに喜んでいるheart01

ビーグルちゃんの方はどうかというと、あまり気にしていない様子。

とてもマイペースで人にも犬にも特別興味を示すでなく、クンクン活動に勤しんでいる。

忙しそうだ。

ビーグルちゃんのお世話をしてくれている皆さんにご意見をうかがうと、

「相性がいい!!」とのこと。shine

実は、ホップ君の前にもお見合いがあって、

その時は、ビーグルちゃんは相手の子に怖がられてしまったのだそう。

ホップ君が追いかけているというパターンはとてもレアで、

いつもは追いかける側で、怖がられる側なのだとか。

初めて追いかけられたのかも!とのこと。

それは、すごい!shine

ホップ君は怖がっていないし、

お互い怖がっていないし、

決して相性は悪くないじゃないかshine

ホップ君が追いかけるケースでは

しつこくしてしまうという不安があった。

でも、この子なら、ホップ君は追いつけないし、気にしていないっぽい。

そして、ホップ君に威圧的でも攻撃的でもなく、マイペース。

めちゃくちゃ仲良し、ラブラブ!ではないかもしれないけど、

それくらがちょうどいいのかもshine

ほどほど、くらいがちょうどいいshineshine

問題なさそうだshine

決まりだshine

幸せになろうね!

お迎えに来たよ!と心の中で呟きながら、

一公氏を振り返る。

あれ?

表情に力がない。catface

なんとなく、虚ろなオーラを放っている。

なんだ、どうした?

いったん、話を持ち帰り、家で聞いてみた。

彼はホップ君をお迎えして暮らす中で、犬の可愛さ、素晴らしさを初めて知った。

そうして、全ての犬が可愛い!!と語っていたし、本人もそう思っていた。

が、ザ、犬をお迎えするという現実を前にして、不安を感じたらしい。

突然、実は、犬が苦手であったことを思い出していたらしい。

子どもの頃に野良犬に追いかけられた経験から

犬に対する恐怖心があったのであった。

すっかり忘れていたことを思い出したらしい。

自信がない。。。らしい。

でも、犬らしい犬を飼ってみるということへの憧れのようなものもあるらしい。

いろいろと聞いてみたけれど、自信がない、ということであれば、

大丈夫だ、と言ってあげるだけである。

大丈夫にする、のである。

そういえば、ホップ君をお迎えするときも、

そんなようなことを言っていたような気がした。

大丈夫である。

犬という生きものの特性と彼の性格を踏まえると、

時間はかかっても、互いに愛情と信頼が育まれるのは間違いなく、

大丈夫である。

敢えて言うならば、

私がお会いしてみて、気になったことは、

思っていた以上に野性味があったこと。

狩猟犬であるビーグルちゃんの本能がどのくらいあるかわからないけれど、

うちのインコ、トカちゃん、チーちゃんを食べたい気持ちが

どうしても止められない場合。

なぜ、そんな心配をしたのかというと、

実は、とても食いしん坊のホップ君は、

初めてトカちゃんを近くで見たときに

まさかの、ゆっくりと食べてみようとしたのである。

ホップ君は、とにかく、食いしん坊なのである。

美味しいかもしれない可能性を常に求めている。

でも、とてもゆっくり、スローな動きで、そおっと食べてみようとしたのと、

トカちゃんの俊敏さ、攻撃性がはるかに上で、

一撃で鼻をガブされ、ホップ君は食べ物でないこと、危険であることを学習。

ホップ君は口が小さいし、歯もほとんどないし

動きが遅いから、阻止できるけれど、

あのビーグルちゃんは口が大きいし、歯もしっかりあるし、

俊敏だから、阻止できるかわからない。

最悪、一口パックンで終了してしまうかもしれない。

たいていの犬は鳥も家族と認識することができるから、

ビーグルちゃんも大丈夫だとは思うけれども、

本能がどこまで強いのか、未知数だ。

みんなの幸せのために、絶対に大丈夫することを決意。

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どうしてもわかってもらえなくて、あきらめてもらえないときは、

最悪のケースとして、ビーグルちゃんはお家では基本ゲージ暮らしで、

インコを食べちゃダメだよ、とキッチリ見ていられる時間だけフリー生活でいくことに。

ゲージ暮らし時間が長くなると、申し訳なく、お互い辛いので

ぜめてもの対策として、

購入するゲージはできる限り大きくゆったり過ごせるものに決めた。

いろいろな方のブログなどを参考にさせいていただいて、サイズを変えられる

リッチェルさんのワイドサークルに。

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最悪のケースを回避する物理的準備ができた。

こうして、

心の準備も万端でお迎えしたのでした。happy01heart04

2022年2月23日 (水)

るうびいちゃんをお迎えするまで2

さて、ホップ君との相性が良ければお迎えする、と方向が定まってから

本当に責任をもって飼うことができるのか、

しっかりと幸せにすることができるのか、

リアルに想像してみることに。confident

基本的には、やってみてから考える、やりながら考える派なのですがhappy02

一方で、ここぞ、というときは、

まず、石橋をたたいて、たたいて、

アチラからもコチラからも入念にたたきまくっておく派。

どんな小さなことも見逃さず、eye

最悪の状況を想定して対処法を事前に考えてから万全を期して行動したい派。

失敗でした、ということには決してならずに

どう転んでも大成功!になるように準備できることはしておけるように。

必ず幸せになるようにnoteupnote

ビーグル犬と暮らす。dog

トイプードルとは勝手が違う。

しかも、ホップ君はトイプードルの中でも、

ちょっと変わったタイプなような気がする。

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ビーグル犬は、たしか、活発。upwardright

気を付けるべきことは何だろう。

そもそも、どんな感じだったっけ?

ええっと、、、ボヤーン。。。cloudtyphooncloud

そんなことを考えていたら、

友人がビーグルを飼っているという女性がご来駅shine

ご本人も活発なワンちゃんを多頭飼いされているという。dogdog

多頭飼いのアレコレ、お友達のビーグルの様子について教えていただけました。flair

さらに、私が気にしているということで、そのお友達にもそのことをお伝えいただけると。shine

なんということでしょう。

元気な犬、ビーグル未経験者の私には、奇跡のようであり、

もう、犬の女神さまとしか思えなかったのでしたshinelovelyshine

それからも、引き続き、考える続ける私。cloud

そういえば、私の飼い主としての適性は大丈夫だろうか。

私はリードをしっかりつかんで散歩することができるのだろうか。

引きずられてしまうのではないだろうか。

そもそも、きちんと散歩できるのだろうか。cloud

と考えていたら、なんと、先日の犬の女神様のお友達で

ビーグルを飼っている女性が、ビーグルちゃん同伴でご来駅shinedogshine

先のご友人から聞いて、来てくれたのでした。

ホップ君もルンルンですnotedognote

女神様shinevirgoshineが呼んでくれた女神様shinevirgoshine

ビーグル暮らしに対して、謎だらけの私に

ビーグルの素晴らしさ、愛らしさを伝えてくれ、全力でオススメしていただきましたheart02

散歩をすることができるのかという不安も、

お連れいただいたビーグルちゃんのリードを持たせていただいてhappy01

大丈夫であることを確認することができましたshine

まさに、ビーグルの女神様shine

二人の美しい女神さまshinevirgovirgoshineが降臨され、

迷える私の雲cloudはスッキリと晴れたのでしたsun

感謝とともに、不思議なご縁と運命を感じたのでしたshinesunshine

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2022年2月14日 (月)

るうびいちゃんをお迎えするまで1

ホップ君には相方がいたらいいんじゃないか。。

とにかく寂しがりで、一人になれないホップ君。

お留守番を試してみたものの、あまりに悲しげな嗚咽にたまらず、

15分くらいで、あきらめたのでした。

どこまでもヨチヨチついてくるホップ君。

でも年齢もあり、過酷な環境で生きてきたからか、

歯も足どりも、健康状態もボロボロなうえ、体力がありません。

それでも畑作業があるので、日中は外作業しなければなりません。

寿命が縮んでしまう。。

そこで、広い外、露地作業は主に夫が担当し、

私はホップ君といっしょにできる仕事は何かを考え、

苗仕事を主に担当することにしました。

作業場所もホップ君の身体に負担が少ないような環境にしました。

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それにしても、この先、体力が落ちてくるホップ君が

なんとか、ゆっくり待っていられる方法はないだろうか、、

と考えたところ、優しい女の子のわんちゃんが

そばにいてくれたら落ち着けるのではないかと考えました。

ホップ君はわんちゃんが大好き。

会えると、ウキウキ、とっても元気になります。

男の子も好きだけれど、女の子のわんちゃんが大好き。

誰か、いないか。。。

優しくて、ホップ君がそばにいても苦しゅうない、

と受け止めてくれる大人な女の子のわんちゃんは。

と、実は、これまでにも何度かお見合いの機会を探していました。

トカちゃん、チーちゃんもふたりで楽しそうだし。

私たち人間も二人で支えあっている。

ホップ君にも、、、

ところが、なかなか、ご縁がなく、

あきらめかけていたところ、るうびいちゃんのお話をいただいたのでした。

るうびいちゃんの同期のビーグルちゃんをお迎えしたご家族が

その子を連れて、里親募集中のビーグルちゃんが他にもいると教えてくれたのでした。

ホップ君は、その子に夢中。

ウキウキ、スキスキ!と後をついて回って幸せそうです。

おお、これは、運命に違いない!と夫に相談したところ、

「オレは、ほっちゃんがいいなら、いいよ。

ほっちゃんが基準だから。」とのこと。

お見合いしてみて、相性が良ければ、お迎えしよう、と決めたのでした。

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つづく

2021年12月22日 (水)

ロス4か月、リンクする心と身体

なぜか早くに目を覚まして、布団のなかで

気づけばホップくんのことをツラツラと考えていて

ようやく文章に書き起こしできそうだなと思った朝

起きあがってから今日が4回目の月命日であることに気づきました。

時間の流れ、節目感覚は不思議なものだなぁと思いました。

(そういえば、2回目の月命日くらいまで毎日、ほぼ亡くなった午前2時くらいにムカムカして目が覚めていたことも思い出しました。

眠れないので起きあがって、ホップくんが息をひきとった場所で横になると不思議と楽になって、再び床につく日々でした。)

これまで、何度か振り返りにチャレンジしようとしたものの、

考えているうちに段々悲しくなってきて、

このまま書いたら

ぐちゃぐちゃのドロドロのジトジトした文になるな、と思ったので

文書化できずにいました。

なんとかまとまめられそうな気になるのが4か月後なのかもしれません。

備忘録として、それから、自分がロスになって、この先どうなっちゃうの?!と不安になっていたとき、ロス先輩達のお話でかなり救われたので、お役に立てるかどうかは謎ですが、私もロスの経過について綴ってみたいと思います。

さて、少し前までは

どうしたらホップくんを生かせるだろうか

取り戻すことができるだろうか、

また会えるだろうか、

あのとき、どうしたらよかったのか、

といった無限の思考実験ループにいましたが、

ようやく抜け出せたような気がします。

時間と心に備わった自然治癒力の大きさを感じました。

よく、自分にとって大切な存在をなくした人が、そのときの心境を

「自分の身体の一部を失ったようだ」と表現されているのを耳にしていましたが、

その感覚が、わかるような、わからないような、正直イマイチ、ピンときていませんでした。

でも、ホップくんを失った感覚を表現するなら、まさにそれ。

今では非常によくわかる気がします。

心と身体の不思議で、

事故などで腕を失くした人が、ないはずの腕の痛みを訴えることがあるといいます。

その痛みを癒すのに、残った腕を鏡に映して、

あたかも、失ったはずの、もう片方の腕があるように見る。

鏡像だとわかって見る状態でも、

脳は失った腕があると認知、錯覚して、ある意味騙されて、

安堵した結果、痛みが消える、のだとか。

どんなに理屈で「もう腕はないのだから痛みは感じないはずだ」と、自分を説得してみてもダメで、

理屈では明らかに間違いなのに、あるかのように目で見ることで身体が納得して痛みを手放す。

痛みから解放される。

それと似たようなことかな、と思ったのは

畑の駅(直売所)に、ホップくんのようなフワモコなお客様のわんちゃんが

やってきて姿を見せてくれると、ホップくんではないとわかっていても

なんとなく、心の穴が埋まるような、ほっとするような、癒される感覚がありました。

畑ではそうでしたが、家での喪失感は、家で見る必要があるようでした。

ホップくんはおうちで亡くなったので、

それからはうちにいると、いろいろなきっかけでホップくんのことを思い出し、回想しては最後は息絶えるシーンが浮かんで悲しくなるというループでした。

それが、

うちにホップくんのようなフワモコお座敷わんちゃんが遊びに来てくれて

元気いっぱいの姿を見せてくれたときに

一気に悲しみ一辺倒だったのが、

ああ、元気いっぱい、楽しそう、、

まるでホップくんがいるみたい、、と、

なんとも言えない安堵感のようなものに包まれて

亡くなったときの時間で止まったままだった状態から、心の時計の針が先に進んだような

不思議な感覚になりました。

本当に感謝感謝です。

それから、

自分の身体の一部とは、

どの部分だったのか、と考えてみました。

胸のあたりにドカンと穴があいたような感じ。

ハートのあたり。

ドキンドキンと鼓動する自分の心臓とホップくんのドキンドキンがリンクしていて

自分の中では、ほぼつながっていたんじゃないかと思います。

それが突然なくなってしまったので、身体的喪失感があるような。

ハートとハートがつながるって、きっと本当だと思います。

最近、るうびいちゃんともハートがリンクしてきている感じがあります。

心の動きが連動する、シンクロするような、

ともに喜んで、ともに幸せを感じて。

心臓が発する周波数、ハートビートが共鳴する感じ。

その繰り返しで段々とつながっていく感覚。

るうちゃんは、とても怖がりで、

おびえてしまうと、声をかけても伝わらない感じだったのが

「大丈夫だよ。」と声をかけてあげたり、目で伝えてみたりすると、心が浸透していっているような感じになってきました。

あ、コネクトしてきている、と感じます。

ホップくんとは、3年半の暮らしの中で、

遅くに出逢った分を取り戻すかのように

みっちり密着生活だったこともあり、

極度のさみしがりさんだったこともあり、

きっと、がっちりリンクしていて、

お互いに呼応しあっていたと思うのです。

ホップくんを失ったとき、

私は疲れがでて寝たおして、

意識がぼんやりしていました。

心身ともに力が弱まっていたのかなと思います。

私のハートの力が弱って、

それで、ホップくんも弱ってしまって、

さらに私が弱っていたので、それに気づいてあげられなくて、手遅れになってしまったのではないかと思います。

動態調査の死者数折れ線グラフでは

冬以外では8月にピークがありました。

夏の疲れが出る季節なのでしょうか。

手帖を見返すと、過去にも何度か8月に倒れた年がありました。

8月、お盆明けは要注意だったんだ~!

ちゃんと注意しておけば、、、

自分の体調管理力の弱さが悔やまれて、

飼い主として不甲斐なく、申し訳なく、大いに反省です。

ホップくんの体力を優先して仕事をしてきたつもりですが、

飼い主の体力に余裕をもつことも

飼い主のつとめと気づきました。

飼い主の体調も万全を期して仕事をしなければならないと肝に銘じ、

同じ轍を踏まぬよう、来年度は、さらなる働き方改革をするつもりです。

さて、

心と身体のつながりを感じたことがもう一つ。

ホップくんが絶命したとき、ショックのあまり、

全身に悪寒と震えが走り、ふらふらと倒れこんでしまったこと。

ドラマの家族の死を病院で聞いて倒れこむ人みたいに。

あれは、謎のおきまりのパターン、なんでかな~?と思っていましたが、

実際に起きる現象なんだと目から鱗でした。

たぶん、自分の心臓も止まりかけ状態だったなんじゃないかと思います。

リンクしているから。

それから、その現象が再現しかけだったのかも、と思ったことがありました。

るうびいちゃんのフードを買いにワンちゃんがいるペットコーナーにいくことがあります。

そこには可愛い仔犬たちがいて、つい、その中でホップくんの面影を探してしまいます。

あるとき、

たぶん、全然似てないのだろうけれど、

妙に似ている気がした子がいて、

思わず、はぁ~~っと気になってみていたら、

わんわんお食事タイムになり、

その子が待ちきれずにクンクン鳴き始めるではありませんか。

その切ないクンクン、キュンキュン声に胸がギュゥーーー!!っとなり

ブルブルッっと身震い、震えがきました。

そのあと、じわじわと苦しくなって、

帰りの車の中で、シートを倒して横たわりながら、

あ、これ、もしかして、

フラッシュバック?!トラウマ!?と身に起きた異変を感じました。

あまりないとは思いますが、

重度のショックを受けた方は、初期の震えにご注意ください(笑)

とりあえず、安静にすることが大事かも、と思いました。

いろいろ波はありながら、

今、ようやくループから抜けたと思います。

それまでは、ただただ、悲しくて、

いない現状を受け入れることなんか、到底できっこないし、

良かったこともあったな、なんて過去形にすることを認めたくもない、

という心境だったところから

やっと、

とても悲しいし、受け入れたくないけど

可愛かったし、楽しかったし、幸せだったし、という

過去形であること、思い出として心に描くことを容認できるようになりました。

それから、

苦しくて悲しい、光を見つけられなかった状況の中から、

起き上がって、また何とか光を見つけて歩いて行こうと思える自分を発見しました。

きっとこの先、たとえどんなに光が見つけられないように感じる世界になっても

きっと自分は光を見つけるべく、歩きだせるだろうと思えました。

自分の生きる力に驚きました。

とても苦しくて、どんなにもがいてみても

溺れてしまって、イヤになってしまうとき、

とりあえず、

だた、放心して、脱力して、時の流れに流されつつ、息を続けて、足がつくような浅瀬まで流されてみる、という

今まではもっていなかった術を身につけた気がします。

あんなに愛らしい命と一緒に過ごせた幸せを

お別れの辛さと共にきちんと感じるられるようになりました。

まだまだ、未経験のことがたくさんあって、

人の心のこと、まだまだわかっていない未熟者ですが

前よりちょっとは痛みのわかる血の通った人間になったかもしれないと思いました。

気のせいかもしれませんし、今だけかもしれませんが(笑)

これまで、実は、無理だった

ジメジメした後ろ向きな、

悲しさいっぱいの歌詞の曲も

味わい深く聴けるようになりました(笑)

何度、リピートして聴いたことか。

歌詞に気持ちを揺すられるのが

好きじゃなくて、

何を言っているかわからない外国語の歌、

楽器、電子音だけの曲、なんならリズムだけでもいいかな、くらいでしたが(笑)

日本語で悲しみを歌う、染み込むような歌の良さを知りました。

悲しみを浄化する力があるのかも、と思うようになりました。

ロスにも波があって、浮かんだり沈んだりすると思いますが、

4か月経ったロスは、こんな感じでした。

たぶん、人それぞれのロスとの向き合い方があると思いますが、私はこんな感じでした。

長文におつきあいいただき、ありがとうございました。

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photo by Sachiko Miuraさま